きさま!見ているなッ!

























尾道・しまなみ海道・瀬戸内海を中心にオートバイやロードバイクに乗って写真を撮っている気がします。
スタンド使いになるのが夢です。1日5PVを目指して頑張ります。

グルメ

ぶらり、しまなみ海道 ゆるぽた・グルメライド

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 私ようなコミュ障カメラオタクも、TwitterやInstagramのフォロワーさんはとてもお優しく、DMでライドのお誘いをいただくことがあります。


 とてもとてもありがたいお話なのですが私は基本的にソロでのんびり走っている為、高強度なグループライドではすぐにバテてしまい迷惑をかけてしまいます。せっかくお誘い頂いたというのにご一緒して迷惑をかけてしまってはいけないので最近ではライドのお誘いはお断りさせていただくことがほとんどでした。


 しかしそんな中Twitterのフォロワーさんのたかのりさんから、一通のDMが届きました。



 かのりさん:「しまなみ海道でのんびりグルメライドしませんか?」


 なにイィィィッッッッッ!!??ゆるぽたッッ…だとッッ…!?!?!?


 (※「ゆるぽた」とは「ゆるいポタリング」と言われるものです。自転車のことがわからない方にわかるようにものすごく簡単に説明すると、観光しながら超のんびりゆるゆるとサイクリングを楽しむようなものです。しかし、ロードバイク界隈では「ゆるぽた」と言われて出かけると何故か超高強度トレーニング会になってしまうことがほとんどです。)

 
 …落ち着くんだ…。「素数」を数えて落ち着くんだ…。
 「素数」は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字…わたしに勇気を与えてくれる…。



 落ち着け…。これは「いつもの」パターンだ…。言葉に騙されるな…。

 ヤツはスタンド使いかもしれない…。どうせ「ゆるぽた」とか言いながら、出会った瞬間
「……ようこそ…男の世界へ…」とか言いながら引きずり回され、最終的には「ゆるぽたとは精神の状態」とか言われるパターンに違いない…。





 ろ:「しかし、せっかくお誘い頂いたのは事実…!!失礼が無いようにお断りせねば…。ええと、こういう時失礼無くお断りするのは……。『だが断る。』っと。さて送信……」


 かのりさん:「ちなみに私服で行きますし、ゆるぽた詐欺はしません。それにペダルはフラペですので安心してください。」


 
:「なん…だと…?……今何と言った…?フラペ…だと…?確かにどこからどうみてもジンズPCをかけても外してもフラペとしか読めない…。こ、これはまさか…まさか…!同じタイプの自転車乗り…!!??





 ※最近のブログは過去記事が多いので、お店の事情とか若干異なっていることがあるかもしれません。
 

 ちなみにゆるぽたとは何だとうんぬんかんぬん語っている記事に関しては下記冒頭をご覧ください↓

口島のしおまち商店街でコロッケ食ってメガマシュマロも食べよう。(←リンクあり)







 数週間後…。

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 知らない人が一人でもいると手の震えが止まらない私ですが、たかのりさんは好きなラブコメ漫画が同じという共通点があります。無事フェリー乗り場で震えながらご挨拶することが出来ました。

  

 天気にも恵まれ素晴らしい青空ですが、かなりの向かい風です。ローテーションしながら進んでいきましょう。
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 せっかくなので出発早々記念撮影。真冬ということもあり、地元サイクリストと少しすれ違う程度でゆっくり撮影ができました。

 今回のライドはカメラはGoProしか持って来ていないのでほぼGoProでの写真です。暗所はイマイチですが、明るいところなら静止画もまずまずの解像度です。

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 時間帯的にも向島のお店はどこもまだ開いていないので、まずは一気に因島のはっさく屋さんを目指します。


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 ちなみにたかのりさんをバックから撮影している写真は全てGoProの動画をiMovieで切り出して画像にしたものです。どうでしょう?パッと見た限りでは普通に写真を撮ったものと判別できないくらいのクオリティです。

 勿論細かいところを突き詰めていけば差は明らかに出るのですが、記録用としては十分です。4Kで撮影すれば更に解像度も上がります。(こちらはフルHDで撮影)


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 ぐんぐん走り、はっさく屋の坂が見えてきました。久しぶりのライドで既に脚が攣りそうです。やはりこの後も「私が後ろから動画撮影しますから是非前を走ってください。」と言ってたかのりさんに牽いていただくしかありません。

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 はっさく屋の前でも記念撮影。こちらはGoProのスーパーフォトモードで撮影しました。スーパーフォトモードはシーンを自動分析し最適な画像処理を自動的に行ってくれるそうですが…

 うーん、さすがGoPro。これはこれで悪くはないのですが、いかにもな「GoProカラー」です…。高コントラスト&ヴィヴィッド少し不自然…のような…。

 GoProはセンサーサイズが大きくない為、やはり取り込める情報量に限界があります。写真ソフトで現像しても限界がある為、GoProカラーが苦手な方はカラーをフラットかネイティブに変更すると良いかもしれません。写真にこだわる方はもう一台コンデジでもぶら下げた方が納得出来る写真が撮れるかも…。

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 しかしアクションカメラとしては勿論、写真撮影機としても気軽に広角記念撮影を行うにはとても良いカメラであることは間違いありません。

 こちらの写真の様にとにかく「しまなみ海道にサイクリングへ行きました!橋の下のはっさく屋で来ました!!自転車仲間と記念撮影しました!!!」というような誰がどう見てもすぐわかる写真を簡単に撮ることが出来ます。

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 せっかくはっさく屋に来たというのに私は豆だらけ大福を買いました。とってもオススメなのではっさく大福しか食べたことがない方は是非!!!

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 お次はほんのちょっぴり寄り道して除虫菊の丘へ。フラワーセンターの方へ向かわずそのまま外周ルートを走ると右手に「除虫菊」の案内板が見えてきます。

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 冬は勿論、除虫菊は咲いていないのですが、ほんの少し登るだけで良い写真が撮れるのでオススメのスポットです。


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 さてお次は生口島へ…ではなくて生口橋のすぐ下にあるはっさく大福の「まつうら」さんへ立ち寄ります。当ブログでも何度もご紹介していますが、個人的にはこちらの大福が一番好きです。
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 さてさてどれにしようかな。さっき豆大福を食べたので、今回はいちごにすべきか悩むところ。ちなみにどれを食べてもハズレは勿論ありませんが、よく買うのはいちど大福と栗大福と豆大福です。豆大福は私が個人的に好きなだけかもしれませんが。

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 バイクスタンドもあるので安心です。購入したら食べて即移動。
 ちなみに隣にファミリーマートもあるので甘い大福を食べてコーヒーが飲みたくなっても安心の素晴らしい立地です。ちなみに車でも私はよく買いに行きます。

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 たかのりさんのバイクはTNIで、なんとご自身で組んでいるそうな…。シマニョーロにロータークランクってなかなか見ない組み合わせです。グレートですよ、コイツはァ…。
 ングググ…私もTNIが欲しいと思っていたところ…それもチタンを…。
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 朝から大福を何個も食べたので、なかなかお腹が膨れて来ました。生口橋へと続く緩やかな登りですらハァハァ言ってしまいます。橋の上では例のごとく「ささ!たかのりさん、僕が撮影しますから!どうぞどうぞ!」作戦を実行します。

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 生口島のブルーラインはしまなみ海道のサイクリングロードの中でも恐らく一番平地が多い場所なので、本来登りが苦手な私は得意とする区間なのですが、かなりの向かい風が…。
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 たかのりさん:「風が強いですね。交代しながら走りましょう!!」

 ぴ:「待って…!!千切れちゃう!!あ、ほら今ボクの心が千切れましたよ…!!メメタァって…!!」


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 そんなやりとりをしながらなんとか次の目的地の「ミナミたこ焼店」さんへ到着です!ここのたこ焼きはとてもたこが大きく新鮮なのです。生口島ではたこ天丼やたこめしが美味しいお店も数多くあります。
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 私はいつもこちらのお店ではたこ焼きしか注文しないのですが、店長さんとたかのりさんのオススメはたこ天とのこと。たかのりさんが注文してくださったので、少し食べさせていただきました。


 グレート!なんというボリュームでしょう。これは一人で食べるのにはボリュームがありすぎです。
 
 しかも揚げたてでたこも新鮮でめちゃくちゃ美味しい!!
これはハマる!!絶対また来よう。(実際にこの後三回くらい行ってたこ天を食べました。)


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 たこ天と比べるとたこ焼きは普通サイズ…に見えますが、中のたこが大きいので食べごたえ十分。
 
 二人でこれだけの量をシェアしましたが、朝から大福をいくつも食べているということもあるのでそろそろお腹もいっぱいです。


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 たこ焼きとたこ天でかなりお腹が膨れましたが、たかのりさんはまだまだ食べられるそうなので、お次は「しおまち商店街」へと向かいます。
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 まずはローストチキンで有名な「玉木商店」さんへと向かいます。
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 おお、相変わらずすごいボリュームです。最近少食なのでお昼ご飯なんてこれ一つでなんとかなってしまいそうです。
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 たかのりさん:「え!?ぴろさん食べないんですか!?僕はまだまだいけますよ!」
 
 ぴ:「ええ!!ここのチキンすごいボリュームですよ!!」

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 やはりかなりのボリュームです。これで400円というのは素晴らしい!!

 ちなみにお店の方にお願いすれば食べやすいようにカットしてくれます。この時は失念していたので、たかのりさんはかぶりついて食べておりました。今思うと申し訳ないことをした…。

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 さて「しおまち商店街」と言えばこちらの「岡哲商店」さんのコロッケが超有名ですね。おばあちゃんが目の前で揚げてくれます。
 昔はもう少し安かったですが現在は一つ90円です。それでも安い!!揚げたてということもあり超美味しい!!!
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 ここまで食べたら移動→食べたら移動→食べたら移動をひたすらに繰り返して来たので、そろそろ疲れてきました。
 以前も当ブログでご紹介させていただきましたが、こちらの古民家カフェ「汐待亭」さんでひと休みしていきましょう。

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 看板にゃんこはこちらの黒猫にゃんこです。気持ち良さそうに寝ています。
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 入り口も自転車でいっぱいでしたが、店内も所狭しと自転車が並んでいます。自転車乗りの方は眺めているだけで楽しいのではないでしょうか。
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 奥のお座敷が喫茶スペースとなっています。
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 体が冷えて来たので温かい飲み物を注文しましょう。ちなみに私は食後は必ずコーヒーが飲みたくなるタイプなので私はネルドリップコーヒーを注文。瀬戸田といえばレモンの島ということもあり、たかのりさんは自家製レモネードを注文。

 ネルドリップコーヒーは出て来るまでに少し時間がかかりますが、滑らかな口開あたりでとても美味しい買ったです。

 ランチメニューも美味しいので気になった方は是非どうぞ。
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 中庭もあってとてもいい雰囲気。ああ、お腹もいっぱいだし、もう眠くなってきた…。
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 このまま寝てしまいそうでしたが、なんとか気合いで眠気を吹き飛ばしラストスパートをかけます。この日は私は用事がある為、多々羅大橋の手前で引き返す予定なのです。
 多々羅大橋へと向かう平坦はこの一番の向かい風です。たかのりさんと励まし合いローテーションを繰り返しながら走ります。

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 ライドの締めは多々羅大橋をバックに記念撮影。いつもよりもゆるく、いつもよりも食べ歩きがたくさん出来たとても充実したライドとなりました。
 時間があれば大三島のグルメスポットも回りたかったのですが、流石に食べすぎてお腹が破裂したかもしれません。次回は大三島から向こうのグルメスポットを中心に回りたいですね。

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 名残惜しいですが、たかのりさんとはここでお別れし、帰りは生口島からフェリーに乗ってワープする予定です。フェリー乗り場までは追い風なので楽々です。
 しかし余裕でフェリー乗り場に到着したかと思えばフェリーがまさかの一時間待ち…。
 
 一人で待とうにもスマホのバッテリーも切れておりすることがありません…。今日はたくさん食べたのでこれはしっかりカロリーを消費しろということだと思い、売り切れた脚でインナーローを回しながら帰宅しました。

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 今回のライドを動画に纏めました↓
 (※ライドの動画素材だけでは少し映像素材不足だったので、この後ソロライドをした素材も組み合わせています。お店の表記やメニューなどが若干異なる可能性があります。)
【You Tube】↓








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62マイル走って森林珈琲へ行こう!62マイルブレンドライド。


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 「エンジン付きバイク乗りは美味しい一杯のコーヒーを求めて数百キロ走ることがある。」と以前うちの両親の長男(兄)から聞いたことがありますが、当時学生だった私にはバイク乗りが何故そんな奇行に走るのか全く理解が出来ず 『美味しいコーヒーが飲める喫茶店なんて近くにもあるじゃないか。』と思ったものです。


 ちなみにこの「バイク乗りは数百キロ走って珈琲を飲む」という話は1980年代に週刊プレイボーイで連載されていた『ケンタウロスの伝説』という漫画が元ネタだそうで、作中にたった一杯のコーヒーを飲む為だけに横浜から神戸まで600マイル(約965km)をひたすら走るとうエピソードがあるそうです。これがライダーの中で今も語り継がれる600マイルブレンドと言われるものです。

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 どうやらこのネタは有名らしく、「こち亀」にも似たような話が掲載されています。当時のそれだけブームとなったのでしょう。

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 この有名な「600マイルブレンド」のエピソードのモデルになったのが神戸にある茜屋珈琲店さんのブレンドコーヒーだそうです。尾道からだと往復約450kmなので600マイル(約965km)とは行きませんが自転車で行って帰るとなると相当な苦労が考えられます。少なくとも今の私だと40マイル程でコーヒーどころではなくなり、50マイルで失神し、60マイルもすれば駅を求めて走りだし、駅チカでラーメンを食べて輪行エスケープする未来が見えます…。

 しかし、それだけ苦労して飲む物、食べる物の味は格別のはずです。家でなんとなくドリップして飲むコーヒーもキャンプをしながら飲めば至福の一杯になりますし、レトルトカレーだって一生懸命登山して山頂で食べればどんな一流のレストランにも負けない味になるはずです。結局のところほとんどのライダーや自転車乗りは苦労に苦労を重ねた向こう側にある新たな味に出会いたいだけなのかもしれません。


 実は当ブログでも片道100km走ってラーメンを食べにいったことがありましたが、さすがに現在の体力ではそれだけのロングライドを耐えられる脚も無ければ100km走った後にラーメンを食べられる内臓も持ち合わせてはいません。

「ちょっとラーメン食って来る。」片道100km走って塩ラーメン、スター&プラチナでラーメンを食べてきた話

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 『どこか手頃な場所でコーヒーを飲みたい。でもこのあたりでそんなところあったかなぁ…。』と考えていたら、以前から一度行ってみたかった福山市山野町森林珈琲さんを思い出しました。尾道から走ると約100km、獲得標高1000mと今の私にすれば相当にハードルが高いです…。

 うーん、一人で走るには今の私には厳しいかもしれない…。誰か来てくれないものか。しかし周りはみんな強者ばかりで私のような弱ったオッサンに脚を合わせるのも申し訳ない…。あ、あれ?そういえば同じようなガチゆるぽた勢に転生したβ大佐ことベタ凪さんなら来てくれるのでは!と思い誘うと2つ返事でOKを頂きました。


 『俺マジで遅いし、50km越えたらほんと死ぬからアベ20km以下でマジで頼むよ!』3回くらい念を押されましたが、これってフラグ立ちまくりでは…。
 


 この日は寒くも暑くもなく、半袖ジャージで走るとちょうどいいくらいのサイクリング日和。まずは大佐との合流ポイントへと向かいましょう。
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 ローソンで大佐と合流し、森林珈琲へと向かいます。普段福山方面に走ることが無いので二人で本日のルートを再チェックします。
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 早朝なのでまだ交通量は少なめ。今のうちに交通量が少ないところまで一気に抜けてしまいたいところです。
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 なるべく交通量が少ないルートを通る為、山を越えて府中方面へと向かいます。まさか我々が率先して登りのルートを選ぶとは…。果たして登れないオッサン二人は無事今日の目的地にたどり着くことが出来るのだろうか…。
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 ジワリジワリと斜度が上がってきました。最近登ってもしまなみ海道の橋へと続く緩い上りくらいだったからコイツは堪えるぜ…。まだまだ暑いかなと思って夏用の魔法瓶持って来るんじゃなかった…。β大佐なんてボトル一本やぞ…。
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 β大佐:「軍曹!ここからは長い登りだから先頭交代しながら走ろう。でもたぶん俺が先にバテるよ。」
 
 ぴ:「大佐!!ゆるぽたなんでマジでゆっくり走りましょう。疲れたら押しましょう!!」

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 オッサン二人で励まし合いながらなんとか登りきりましたが、しかしこれだけの登りでここまでバテてしまうとは…。今日のルートはひたすらにアップダウンの連続…。ひたすらに弱パンチを受け続けたと思ったらほんの少し休憩…と言うドMの極みと言えるような行為をひたすらに繰り返すのです。
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 ようやく平坦なルートへと出ましたが、えーっとここからはどう行くんだったかな…。まあ迷いながら走るのも一興です。普段しまなみ海道がメインなのでブルーラインに沿って走っていれば迷わないというのはなんとも贅沢なことだったのかとよくわかります。
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 交通量の多い市街地を抜け北上します。あ、あれは福山のサイクリストがこぞって登るという四川ダムだ!!以前登って失神したような…。
 
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 β大佐:「お!四川ダムじゃん!登らないけど四川ダムにこれから登るってツイートしなきゃ。ちなみに福山の自転車乗りはここを何分で登ったかっていうのが一つの指標になるらしいよ。」

 ぴ:「以前ここ登ったことがありますが、けっこう登りますよね。しかし尾道だとそういう指標になるような場所はどこなんだろう。鳴滝山とかですかね。」


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 そんな他愛のない話をしているとどんどん登りになって来ました…。ええっ!!これ登るの…?先が全く見えねえ…。

 β大佐:「そういえば以前このあたりをバイクで走ったことがあるけど、ここから先は当分登りだったような…。えーっと確かあそこ曲がったあたりで一旦登りが終わったような…。」
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 ぴ:「ちょっ!大佐!全然終わる気配がないですよ!そろそろ脚攣りそうです…!!アァオワッタ!!」
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 β大佐:「あ!思い出した!!確かこの先トンネルがあったはず…!確かそのへんで登りが終わるはず!」
 
 ぴ:「今度こそほんとですよね…!?このままだと二人とも遭難しますよ!!」

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 β大佐:「あ!ほらほら!トンネルが見えてきた!このトンネル越えたら確か下りだから帰りはまた登ることになるはず…。」
 
 ぴ:「トンネルの名前が新七曲トンネルだからひたすらヘアピンカーブが連続するのだろうか…。ということはつまり
帰りはヘアピンカーブの登りが七回連続するということなのか…。ブルブル…。

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 イニシャルDを彷彿させるカーブの連続かと思ったら、以外と普通の下り。帰りも登るのは間違いありませんが、斜度がない分まだ幾分マシかもしれません。
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 下り終えると開けた田園地帯が見えてきました。そういえば岡山へライドした時に通った依頼です。懐かしい。
 確かこのすぐ近くに馬乗観音という恐ろしい斜度のヒルクラスポットがあったような…。ちなみに馬乗観音を登ったことがあるβ大佐によると斜度もヤバいけど苔が生えていたりとにかく道が悪いそうです。いつかカメラを片手にハイキングにでも行きたいですね。
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 地図によると森林珈琲さんはこのまま直進すれば間もなくのハズ…。これだけ苦労して走った後に飲むコーヒーはさぞ格別の味わいでしょう。
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 そしてようやく到着!!!この素敵なクラシカルなルノーのキャトルが目印です。ちなみに店主さんに聞いたところこちらの自動車はまだまだ現役で移動販売店「カトルコーヒー」でも使用されているそうです。

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 うーん、なんて素晴らしい被写体なんだ。福山自動車博物館に展示されてそうです。
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 入り口もとてもレトロで素晴らしい。ちなみにお店向かって左手に駐車場があります。

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 なんとバイクラックも完備されています。オーナーさんからお話を聞くと自転車乗りの方も多いそうです。しかもかなり距離を乗る方が多いそうな…。豪脚が集う店なのかもしれません。
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 現在店内は作家さんの絵が飾ってあるので、撮影はNGとのことでしたが、注文したアイスコーヒーと大人のプリンの撮影はOKいただきました。コーヒー豆の販売もされているということもありとても美味しいコーヒーでした。プリンは今時珍しい硬めなプリンで美味しかったです。グラスも器もプリンもお店のレトロな雰囲気とマッチしていて素晴らしい時間が過ごせました。
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 お店を出るとちょうどお昼時だったので、福山の家系ラーメン「ふみ家」さんへ立ち寄りました。やはりロングライドのシメと言えばラーメンだ…!!!
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 フフフ…。男は黙って全部乗せさ…!!グレートですよ…コイツは…!!やはり福山で人気の家系ラーメン。味は間違いない…!!
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 復路はなるべく登りが少ないルートにしようと話し合ったものの、迂回ルートにするとかなり距離が伸びてしまう為、結局同じルートを選択しました。しかし、尾道方面へと戻る長い登りを無事に登り切ることが出来るのだろうか…。


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 ぴ:「この登りがラストですけど、マジできつい…。やはりクロモリは登りが連続すると厳しい気がしてきましたよ……。いや、まあバイクの性能とかにしたらだめですけど…。」

 β大佐:「俺ももう限界だからマジでゆっくり登ろう。いつもならそろそろ脚攣る頃だし、50km越えたら死亡寸前になる…。今日はよく頑張った方だ…。軍曹…俺のことはいい…。
千切れたら先に行ってくれ…。」

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~5分後~

 もう誰も信じない…。

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インスタ映え抜群!!大三島のサイクリング総合施設wakkaへ行ってきました。

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 これまで当ブログでも頻繁に取り上げて来たしまなみ海道の大三島。最近ではどんどん新しい施設が出来ています。コロナの影響がなければこの夏のしまなみ海道はさらなる盛り上がりを見せていたに違いありません。

 いつもなら新しいお店が出来たと聞けばいの一番に走りに行っていましたが、社畜化が進んだせいで週末早起き出来たとしても遠くまで走る体力がありません。「早起きしたし、今日こそはロングライドをするぞ!」と意気込んで家を出発したのも束の間。いつも因島あたりで段々脚が回らなくなり、はっさく大福の「まつうら」さんで大福を買って早々に帰宅。自宅で昼食をまったりと食べ、食後はエスプレッソマシンで美味しい珈琲を淹れて先程買ってきた大福をいただくというのがここ最近のルーティンワークです。


 走行距離はよく走ったとしても40km〜50km程。この絶妙な距離は平日の死事(仕事)ストレスから暴飲暴食を繰り返した金曜日の罪悪感を打ち消すのと、週末の午後の時間を有意義に過ごしつつ、月曜日の仕事に疲れを持ち越さないという素晴らしい利点があるのです。まあ暑くて脚よりも先に体がバテてしまうので早朝しか走れないという本当のところでもあるのですが…。




 例年だとお盆は関東に帰省をしているところなのですが、コロナのせいでは今年はそうはいきません。ひたすら家に引きこもっているのもなんだかもったいないので、夏休み的なことをしてみようと計画を立てていたらしまなみ海道の大三島に新しくオープンされたwakkaさんというお店が目に留まりました。

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 サイクリング総合施設ということですがカフェスペースのロケーションが素晴らしく、ベーグルと珈琲もとても美味しいそうな。『うーーん、大三島か…。最近全く距離乗れてないし何よりも暑さに弱くなってしまったからそんなに距離走れるかな…。』と悩んだものの、暑さ対策を万全にして関東在住自体に培った省エネ走法を駆使すれば走れるような気がしてきました。何よりも今回はソロでのライドなので気兼ねすることなく疲れたら休めばいいのです。


 暑さ対策には最近新しく導入したパールイズミのフェイスカバーとダイソーの冷感タオル、そして数年前から愛用しているボトルケージにもしっかり収納できる魔法瓶タイプのボトルです。これだけ装備が整っていれば真夏のしまなみを多少は快適に走ることが出来るはず。
 





 特にパールイズミのフェイスカバーはフェイスカバーを外すこと無くボトルの水を飲むことが出来ます。息苦しさも無いので素晴らしい商品です。ちなみに私はこちらのフェイスカバーを使用しだしてから疲労感が激減しました。※個人の感想です。

 ヘルメットにアイウェアをしてこちらのフェイスカバーをするといろんな意味でとっても強そうな外観に仕上がるので中二病の私にはまさしくうってつけの装備かもしれません。ちなみに昨今のコロナ事情もあり、自転車に乗らない人からしたら「この暑いのにマスクして乗ってるなんて意識高いね。」とか言われます。確かに飛沫を防ぐことは出来そうです。


 さて出来る限りの暑さ対策は出来たのであとは早起きをしてなるべく涼しい時間に走るようにしなければなりません。wakkaさんのカフェのオープン時間が10時からなので余裕を持って7時半には出発!!

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 向島大橋は昨年の大雨のがけ崩れの工事がようやく本格的に始まったので現在は迂回路を通らねばなりません。
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 早くも激坂区間で脚を使いそうになりますが、少しでも登り区間があればとにかくインナーローで回す省エネ登坂を心がけます。東京に住んでいた頃は中野から奥多摩へと走り、風張峠を登り都民の森方面に下って帰宅ということをよくやっていましたが、私のロングライドの走法はとにかく疲れそうな道があれば迷わずインナーロー。そうやっても後半はバテバテになるのですが、とにかく軽いギアを回し続けることで「めちゃくちゃ遅いけど、ま、まあ脚は回るかな…。」と結果的には休憩が減るのが割りと早く帰宅することができました。

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 しかし、お盆休みというのにコロナの影響でほぼサイクリストに出会いません。例年であれば早朝からロードの集団を見かけるのですが…。たまに地元サイクリストとすれ違う程度でした。

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 因島大橋まで登っても全然人と出会わねえww
 こ、これはたまたまなのか。それともみんな出歩いていないだけなのだろうか。あれ?今日wakkaさんやってるよね…?
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 不安な気持ちで因島へと到着。大浜記念公園ではバーベキューの準備やキャンプ客で賑わっていました。このあたりまで来るとパラパラと観光客も増えてきました。
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 いつもはこの橋の下にある大福屋さん「まつうら」さんで引き返すのですが、今日は頑張って大三島まで行かねば…。
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 ふとGARMINの温度計を見ると余裕で30度を越えています。うーん、次からは朝5時くらいから起きて走るべきかもしれない…。起きれれば…。
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 生口橋を渡るのも随分久しぶりな気が…。
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 ふと左手を見ると岩城島と生名島を繋ぐ新しい橋、岩城橋もだいぶ工事が進んでいました。完成は2021年ということですが、完成すればゆめしま海道のサイクリングが更に楽しくなりそうです。

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 省エネ走法を使いながら休憩無しでwakkaさんまで行けそうでしたが、開店前に着いてしまいそうだったので多々羅大橋下でひとやすみ。バイカーさんの集団と遭遇しました。
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 補給食を忘れて来てしまったので、とりあえずコーラで補給。真夏の炎天下の下で飲むコーラは世界一美味いです。
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  さてここまで来ればwakkaさんまではあと少し。のんびりとサイクリングロードを登っていきます。
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 多々羅大橋を下るとファミリーマートがある方へと曲がります。そのまま道なりに進むと大きな看板が見えて来ました!!おお!あと少しだ!!

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 白いオシャレな建物が見えてきました!すげえ!オシャレ過ぎて私のようなオタクが踏み入れてしまったら一瞬にして浄化されてしまいそうです。
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 おお、サイクルタクシーが完備されている…!!そうか。今日はソロだし力尽きたらこれで帰ればいいじゃないか。でもこれいくらくらいするのだろうか。ちなみにSPECIALIZEDのレンタバイクもされている様子。

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 「えーと、入り口は、左かな。うーん、それとも右から入ればいいのだろうか。奥にバイクラックが見えるし。」店員さんに聞くのも恥ずかしいとオタクによくあるモジモジ行為をしていたら店員さんの方から声をかけて下さいました。


 『少し早いですけどどうぞ。カフェは奥になります。そのまま自転車を持っていって頂いても結構ですので。』とのことです。ああ、なるほど。左のガラス張りの入り口はきっと宿泊等の受付なのでしょう。

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 オワァーーー!! 施設内はなんだかエーゲ海風の白を貴重とした建物が並んでいます。なんだかよくわかりませんが、オタクの私でもオシャレということだけは理解できます。気を抜くと召されてしまいそうです…。


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 一旦奥まで進んでしまいましたが、バイクラックはやはりここかなと思い直し戻って記念撮影をしていると…
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 なんと!先程店員さんが仰っていたのは言葉どおりの意味だったのか!!ご丁寧に『CAFEに自転車を持ち込めます』って書いてあるじゃないか!
 しかし、こんなピチパンオジサンがオシャレなカフェへ乗り込んでも大丈夫なものだろうか…。
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 角を曲がると訳がわからないくらい素晴らしいロケーションのところにカフェがあるではありませんか。
 なにこれすごい。バイクラックも完備されてるし、ローディーでも愛車の盗難の心配をすることなくゆっくりと休憩をすることが出来ます。

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 せっかくなので愛車をバイクラックにかけて撮影していると店員さんが「暑いので室内へどうぞ。室内にも自転車のお持込が出来ますので。」とお声をかけて下さいました。
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 『え!なにそれ!?どういうこと!!??あ、テーブルの横に自転車を立て掛けておけるってことかな。』と思いながら店員さんに着いていきます。


 「そのまま持ち上げられるお客様も多いのですが、一応運びやすいように階段にレールを敷いています。」と言われて更にびっくり。ええ…!!マジですごいぞ。このお店。

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 「自転車は壁にかけられますので。バイクラックはMINOURAさんのものを使用していますので安心です。バイクに傷がつかないように大三島と伯方島で捕れたイノシシのレザーを巻いてありますので。」
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 なんだと!?店内に自転車持ち込めるって言葉通りの意味だったのか!!ということで早速置かせていただきました。

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 さすがMINOURAのバイクスタンド。固定力は抜群です。そしてこちらのイノシシレザーもとてもいい感じ。滑り止めにもなっていますし、バイクに傷がつきにくくもなっています。
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 うーん、いい。このロケーションでこれだけ贅沢に愛車を置くことが出来るとは。
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 素晴らしい。
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 うーん、外から見てもいい。
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 離れて見ると更にいい…!!
 ローディーが「俺自転車の為にこんな家建てたんだぜ。」ごっこが出来そうな外観です。

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 素晴らしすぎて注文をするのをすっかり忘れていました。注文は建物向かって右側の窓口でするそうです。
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 メニューはこちら。どれにしようか悩むところですが、ベーグルサンドが美味しそうだったのでハニーチキンのベーグルサンドのセットを注文しました。ちなみにベーグルサンドは三種類から選べます。
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 ベーグルサンドが出来上がるまでのんびりと撮影タイム。一眼レフで来ればよかった…。
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 ちなみにこのお水…しっかりとレモンの味がして美味しいです。申し訳程度のレモンではなくてマジでしっかりレモンの味がするのがすごい。もうここに住みます。
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 15分待つと呼び出しがあったので受付まで取りに行きました。

 ブラボー!!これは素晴らしい!!!なんてオシャレな食べ物なんだ!!色どりが素晴らしい!!
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 こ、これは、実に実に…!!カメラのシャッターが進む食べ物ですね…。なかなか肝心のベーグルを食べることができません。後ろの壁に微妙に愛車が写るというのも我ながらなかなかいい構図です。
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 もちろんちゃんと撮影後にいただきましたが、チキンの甘い味付けが絶妙でとてもとても高貴が味がしました。当初は大量のカロリーを消費するロード乗りにとっては量が少ないような気がしたのですが、ベーグルはかなり食べごたえがあり、ポテトの量もしっかりあったのでお腹いっぱいになりました。さすがサイクリング総合施設ということもあり量も絶妙に調整されている模様です。

 セットのドリンクはアイスのアメリカーノを注文。コーヒーもとても美味しいので後ほどwakkaさんのHPを見てみたら、「日本で3本の指に入るバリスタのコーヒーを楽しむことができます。」とのことです。
 グレートですよ、コイツは…。マジで通ってしまいそうなレベルで全てのグレードが高すぎます。

 (ちなみに翌日も本当に行きました。車で。)

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 この日は私が一番乗りだったので撮影し放題でしたが、超人気店ということもありお客様が増えてきました。このスーパー快適空間を離れたくありませんが、お腹も満たされたのでそろそろ帰るとしましょう。名残惜しいですが、最後にたくさん写真に収めて帰るとしましょう。
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 本当に本当に素晴らしい施設でした。これは常連客になってしまいそうな予感がします。
 往路と比べると若干曇ってきましたが依然として気温は高いままです。さっき休憩をしたとはいえ脚が回らなくなってきました…。
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 そしてまさかの生口島で力尽きてしまいました…。向かい風に体力を奪われてしまったのかもしれませんが、あんなにしっかり食べたのに何故なんだ…。やばい。これは自走するには厳しいかもしれないと立ち止まって休んでいたら前から見覚えのあるピンクのジャージがやって来るではありませんか。あ、あれは福山の実業団エキップティランのはジャージでは…!!?エキップティラン←リンクあり)


 ぴ:「うわああ!亜蘇さん!なんでいるんですか!?」

 亜蘇さん:「ぴろさんが走るっていうんでばったり会えたら引き返そうと思いました。僕が牽きますから一緒にゆっくり帰りましょう。ちなみに踏めなくなったのはハンガーノックですよ。俺も数時間前に食べたのにハンガーノックになったことがあるので。そういう時は即効吸収されるジェル系がおすすめです。」

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 さすが実業団メンバー!向かい風の中でも突き進んで行きます。ついていくだけでも精一杯ですが後ろにつかせてもらっているだけで相当楽ができます。
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 途中「例のコンビニ」でひと休み。夏のサイクリングといえばやはりアイスボックスに炭酸飲料を入れて飲むのが最高です。
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 亜蘇さんのお陰で楽しく帰路につくことができました。久しぶりに誰かと走りましたがやはり楽しいですね。またみんなに着いていけるようになったらグループライドでwakkaさんに行ってみたいですね。しまなみ海道を普段走る方も、遠方からいらっしゃる方も是非一度は立ち寄って頂きたい素敵なところです。






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VulcaCAFE → 尾道雁木カリーすいご → 珈琲豆ましろ ライド

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 新型コロナウイルスの為、今年の春は全国的に外出自粛ムードでした。普段観光客で賑わっている尾道・しまなみ海道エリアも地元民ですら全然人がおらず、『三密にならなければソロでサイクリングくらいはいいかな。』と出かけたりすれば、ご近所さんにヒソヒソと揶揄されそうな雰囲気。

 せっかくのゴールデンウィークも全くすることがないので、以前から欲しかったニンテンドースイッチを入手し、プロのゲーマーを目指す中、ゲームテクニックだけでなくてフィジカル面も鍛えなければと毎日筋トレだけはフンフンとしていたらこれまた不思議なことにバリバリと自転車に乗っている時よりも実にスムーズに体重が落ちていきました。
 

 自転車は確かにたくさんカロリーを消費することができるのですが、ライド中は補給食も食べるし、コーラは飲むし、帰宅後はプロテイン…。そして『き、きょ…今日はこれだけたくさん走ったんだからッ…』とモリモリと晩ごはん+食後のおやつ×3くらい食べてしまうのでなかなか効率良く痩せることが出来ないのかもしれません。ダイエットには筋トレで基礎代謝を上げつつ適度なトレーニングが一番効果的に感じました。


 さてそんなこんなで緊急事態宣言も解除されそろそろサイクリングくらいならできそうな雰囲気になってきましたが、コロナの影響で当分自転車に乗っておりません。


 「えーーっと最後に自転車に乗ったのはいつだったかな…」と写真フォルダを眺めていたら、コーヒー中毒の私といい勝負かもしれないくらいコーヒー好きであるwakiくんと美味しいコーヒーと美味しい珈琲豆を求めて走ったライドが最後でした。いきなりロングライドからはじめようものならあまりの過酷さにショック死してしまうかもしれません。まずはここでブログ記事でも書きながら脳内で自転車に乗ることから始めていくとしましょう。





 
 ようやく温かくなってきた2月のとある日。wakiくんから「美味しいコーヒーでも飲みに行きましょう。」とお誘いいただいたので、二人で(というか主に私が生きて帰れると思われる距離と獲得標高)話し合いながら、府中市のオシャレな喫茶店Vulca cafeさんに向かうことになりました。
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 例のごとく尾道U2へ集合し、のんびりとスタート。本日はスーパークライマーと二人きりのライドですから今回は登りが多いルートなのでペースは抑えてもらうようにお願いします。
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 尾道駅近辺はさすがに混み合っていましたが、少し北部へと離れると交通量が少なく実に快適でした。本日のルートはは原田の『じいじの森のパン屋さん BAKERY fleur』を抜けて府中方面に向かうルートです。
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 クライマーのご本人からすると相当ゆっくり走っているとのことですが、平地マンの私からしたらかなりの強度…。ングウ…これは目的地までも無事にたどり着けるのか不安になってきました。
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 斜度が比較的に緩やかな方面から登るのかと思いきやなかなかのスパルタコース…。帰りも登らなければなりませんから踏みすぎないように最新の注意を払いながら進んでいきます…。
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 もうすぐ「じいじの森のパン屋さん」ですが、早くも今日の目的地ここでいいんじゃね?状態になってきました。wakiくんは笑顔でどんどん登っていきます。もうやめて!とっくにぴろのライフはゼロよ!!もう勝負はついたのよ!

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 峠をなんとか超えてようやく下り区間に入ったというのにこんなにも差が開いているではありませんか。なんてこった。もうこれはカンチェラーラとボーネンのカペルミュールの戦い状態です。

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 下り終えたところで合流し、当然の如く轢いてもらいます。「フフフ。おじさんになると色々あるんだよ…。最近仕事が忙しくてさ…。」とか言いながら決して怠けている訳ではない感も必死にアピールしておきます。
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 のんびりと河川敷を走り、府中市内へ到着。wakiくんが事前にしっかりと場所を調べておいてくれたので迷うことなく到着できました。こちらのオシャレな建物がVulca cafeさんです。大きな靴のオブジェが目印です。カフェは靴屋さんと併設されています。


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 オーナーさんがサイクリストなのかしっかりとバイクラックも完備されています。しかもお店のオーナーさんのバイクなのか超高級バイクまで鎮座していらっしゃいます。
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 こ、これはコルナゴのチタン…では…!!!しかもコンポはカンパのレコード…。い、いやでもまさかコルチタン様なんてそうそうお目にかかれる訳は…。そうするとクロモリ…??

 でも、この感じはチタンだよなぁ…。とかwakiくんと自転車談義をしていると店員さんがチタンだと教えて下さいました。自転車用の靴もあるので見ていってくださいとのことでした。

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 では店内に入ってみましょう。カフェスペースの他に靴の販売もされているので、天井も高く広めの作りとなっています。店内にはオシャレな靴がディスプレイされていました。

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 おお、あれはクロモリ…!?ここのオーナーさんはかなりの自転車好きなのかもしれません。もしやあのシューズはSPDシューズかな。
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 せっかくなのでCOLNAGO様の目の前の席に座るとしましょう。メニューが豊富でコーヒーとワッフルだけでもかなりの種類です。

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 コーヒーを飲みに来たのが目的なのでまずはスタンダードなコーヒーを注文して、補給食代わりにワッフルも注文。
 コーヒーはスッキリとして飲みやすいのですが、コクもしっかりとあり飲みごたえがある味で大満足。焼きたてのワッフルと最高に合います。こ、これはどちらもまたすぐにでも食べたくなる味…!!!
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 コーヒーを楽しんだ後はまた登りが待っています…。さて尾道へと帰るとしましょう。し、しかしわかってはいましたが、府中から尾道方面へと戻る登りがなかなかキツい…。

 激坂がひたすら続く訳ではないのですが、長い登りがひたすら続きます…。脚が3回くらい攣りましたが、心優しいwakiくんの協力もあり、なんとか尾道市内まで戻って来ることが出来ました。
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 今日は登りが多かったということもあってか、数時間前にワッフルを食べたばかりだというのに猛烈にお腹が空いてきました。以前から気になっていた「雁木カリーすいご」さんへ行ってみることになりました。場所は尾道海岸通りで、福本渡船さんからすぐ近くです。

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 ワンコインから食べられるテイクアウトのカレーを注文しようと思い窓口まで行くと店員さんから「よかったら店内へどうぞ。」とお声掛け頂けたのでせっかくなので店内で食べることに。登りばかりで疲れていたので、これはありがたいお言葉です。
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 店内からは船着き場が一望できて素晴らしいロケーション。ちなみにお店の名前の由来は「雁木(船着き場のこと)」から取ったそうです。
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 メニューはこちら。雁木カリーは500円となんともお手頃なプライスです。
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 普通のカレーと悩んだのですが、カレーラーメンというのがとても気になったので注文してみることに。おお!!これはすごい!燻製の卵と肉が入っている!!
 
 果たしてカレーラーメンとはどんな味なのか…ドキドキしながら食べるとこれがまためちゃくちゃ美味いです。ヒルクライムで大量に汗をかいた体に染み渡ります。スパイスがしっかりと効いているのでなかなか辛いのですが、食べやすい辛さでとても私好みでした。


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 あっという間に完食してしまったので、大盛りとかあればそっちにするべきだったかなと思っていたら、オーナーさんが100円ご飯が注文できるので残ったスープに入れて食べると良いとアドバイスをいただきましたが、これもまためちゃくちゃ美味かったです。
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 オーナーさんはお店がお休みの日にはアウトドアのプランナーとしてご活躍されているらしく、向島でカヤックの教室などもされているとのこと。焚き火だけで料理を作る『焚き火レストラン』もされているそうで、何かキャンプをする機会があれば是非呼んで下さいとのこと。なるほど。だから燻製の卵もあんなに美味しいかったのか。

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 お腹もいっぱいになったので海辺をバックに最後に記念撮影。さてそろそろ帰ろうかなと思っていたらwakiくんから向島にある「珈琲豆ましろ」さんへ行きたいとのこと。
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 せっかくなのでしまなみ海道もすこーしだけでも走ろうかなと思い行ってみることにしました。ちょうど目の前が福本渡船さんだったので向島にはすぐに渡れます。
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 フェリーに揺られて5分、フェリー乗り場から10分ほど走ると「珈琲豆ましろ」さんへ到着!!実は何度か通りかかったことがあったのですが、今まで行ったことがありませんでした。以前テレビで見て気になっていたので、これは良い機会でした。

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 この時は気が付かず自転車をお店の前に停めさせていただきましたが、実はお隣の駐車場にバイクラックも完備されているとのことです。
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 店内に入ると焙煎されたコーヒーのとても良い香りが…。おお!これは素晴らしい!きっと豆も期待できるに違いありません。
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 基本的には焙煎されたコーヒーの販売が主なご様子ですが、お持ち帰りのコーヒーもあるとのことで、せっかくなので二人仲良く本日のホットコーヒーを注文。プロの方が入れて下さるので美味しいに違いありません。
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 本日のコーヒーの銘柄を聞きそびれましたが、さすがプロ…めちゃくちゃ美味しい…。さっきもコーヒーを飲んだというのにこの味ならまだまだいくらでも飲めそうです。

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 どの豆を買おうか悩みましたが、せっかくなので向島ブレンドを購入。ちなみに後日「デカフェ(ノンカフェインコーヒー)」も購入したのですが、ノンカフェインってこんなに美味しいの?というくらい気に入ってしまったので、買わせていただいております。ポイントカードまで作って今ではすっかりお気に入りのコーヒショップとなってしまいました。

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 自転車乗りはコーヒー好きの方はとても多いと聞きますが、ハードなライドには覚醒効果があるカフェインは私には必需品なのでライドの時はいつもコーヒーを入れて家から持っていくか、出先で必ず買っています。

 最近ゆるぽた勢なので強度や距離は求めず、コーヒー道具一式を自転車へ積んでのんびりとコーヒーライドなんて楽しいかもしれません。海や山で絶景を堪能しながら淹れたてのコーヒーを楽しむ…。なんて最高の大人の週末ではないでしょうか。あ、でもまずは道具を揃えるところから…。






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イノシシを使ったラーメン!?しまなみ海道の大三島で猪骨ラーメンを食べよう。


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 ここ数年、しまなみ海道の島々の中で深刻な問題となっているイノシシ急増による作物被害。尾道方面ではあんまり見かけることがないなぁと思っていたら、先日夜ポタリングをしていたら、尾道大橋近辺で100キロ級の大型イノシシを目撃しました。

 ガードレールの隙間を潜ろうとしたのか、挟まって暴れていましたが、こんなに巨大な生物がそのへんの山にたくさん潜んでいると思うとなかなかに恐ろしい気持ちになりました。

 イノシシは島から島へと泳いで渡るそうで、いないと言われていた尾道市〜因島でも、急激に増え続け移動範囲も拡大し、島の畑を荒らしまくりどんどんと繁殖して被害は深刻化。ここまで来たところで、ハンターが駆除したり、罠をしかけたりしとイノシシ退治が活発化してきました。

 しかし、今度は駆除した死骸の後始末をどうするか…という問題が…。そこで駆除したイノシシを食べてしまおうと、最近では島々の飲食店では仕留めたイノシシを使ったメニューが増えてきました。

 そういえば以前当ブログでご紹介させて頂いた「汐待亭」さんでもイノシシメニューがありましたね。

生口島のしおまち商店街でコロッケ食ってメガマシュマロも食べよう。(←リンクあり)

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 せっかくしまなみ海道を走るには一度は食べてみたいイノシシ料理。今回tamaさんと大三島をゆるぽたすることになったので、お昼ご飯はどこにしようか調べていたら、なんと大山祇神社のすぐ近くに島で仕留めたイノシシを利用した猪骨ラーメンのお店、

猪骨ラーメンさん(←リンクあり)

が出来たとのことなので、ライドの締めに行ってみることにしました。


 大三島へ到着したら、山を超え、まずは大山祇神社へと向かいます。
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 大山祇神社の鳥居が見えたらその向かい側の路地へ入ります
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 わかりやすく看板が出ています。おお、なんとも美味しそうな写真。 
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 看板が見えて路地に入るとすぐにお店が見えてきます。看板も大きく出ているのでとてもわかりやすいです。

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 お店の前では車2台くらいは停められそうな駐車場がありますが、バイクラックはありませんでした。
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 バイクラックがあったら、高カロリー+塩分大好きな自転車乗りがモリモリ寄ってきそうです。自転車で長距離を走るととにかくカロリーを消費するので、高カロリーな食べ物を食べやすいですし、自転車乗りでラーメンが嫌いって人はあまりいないような…。汗をたくさんかくので、塩分の補給も出来ますし。

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 テレビでも紹介されたそうです。これは期待できそうです。
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 バイクラックは無いので、お邪魔にならないところに重ねて停めさせて貰います。
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 入り口にはかわいいイノシシの置物がありました。
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 スープカレーもあるそうです。これは複数回通う楽しみが出来ますね。ラーメンはいったい何ラーメンなのだろうか。猪骨ラーメンっていうくらいだから豚骨ラーメンみたいな感じなのだろうか…。
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 お店の中はさすが、イノシシのラーメンを出すだけあって、イノシシグッズがたくさん飾られています。
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 オリジナルステッカーを販売されていました。デザインが素敵です。購入しようか悩みましたが、自転車だと貼るスペースがないので今度車で来た時にでも購入するとしましょう。
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 ご主人がハンターでイノシシを仕留められているそうです。
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 メニューを開いてみてびっくり。なんと塩・醤油・味噌と三種類もラーメンが!!ングググググ!!これは悩むところです。
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 味噌ラーメンが大好きなので、とても悩みましたが、オーナーさんにオススメを聞くと一番人気は塩ラーメンとのこと。確かにここまでのライドでたくさん汗もかいているので、塩ラーメンも美味しそうです。


 tamaさんは塩ラーメンにするというので私も塩ラーメンにしました。トッピングも選べるので、男は黙って全部のせを注文。
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 ちなみにイノシシはこのようにお肉になるそうです。ほうほうなるほど。そういえばイノシシ用の罠が仕掛けられているのを見たことがあるなぁ。
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 なんだか、少し食べるのがカワイソウな気になってきましたが、先日因島を夜車で走っていたら、突然イノシシが飛び出してきて、激突されたことを思い出しました。

 100キロ級の巨大なイノシシだったので、ものすごい衝撃。イノシシは転がっていき、「ああ…殺してしまった…」罪悪感に捕らわれていたら、イノシシはムクリと起き上がりスタスタ闇に消えていきました。新車がベコベコになり、自分はむち打ちになるという最悪な思い出がフラッシュバックしてきました。

 
 これはまさに食してやらねばならないと怒りがこみ上げてきたところでラーメンが到着!!

 イノシシは独特の臭みがあるといいますが、全く臭みは無く、さっぱりとした美味しい塩ラーメンそのものでとても美味しい!!麺はやや細めでしたが、替え玉もありましたので、たくさん食べたい人は替え玉をすると良いかもしれません。
 チャーシューも全く臭みがなく、ローストビーフのような食感でとても美味しかったです。まさかイノシシがこんなにまで美味しいものだとは…。

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 また来ようと思ったので、名刺を頂いて帰りました。ラーメン好きとしてはメニューが豊富なのはまた訪れる楽しみがあってとても良いですね。ラーメンを全制覇したら、スープカレーも堪能してみたいところです。
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猪骨ラーメン
住所:愛媛県今治市大三島町宮浦5516
営業時間

[水~日]
12:00~14:00(L.O.13:45) 17:00~19:00(L.O.18:30)
※祝日は営業
※大型連休等の場合は、営業時間変更・不定休があります

日曜営業

定休日

月・火曜日





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