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 まだ新型コロナウイルスが国内に蔓延しだす前のことですが、カメラバッグを新調したということもあってか無性に撮影旅行がしたくなりました。しかし仕事の疲れが蓄積されまくりなかなか遠出する気力がありません。
 うーーん、どこか近くでいい被写体がないものかとTwitterを眺めていると職場の仲間から「そういえば、少し前だけど、因島あたりで野生のイルカの群れがいたらしいよ。」という情報を得ました。


 なんだと!?そんなに面白い絵が撮れるのならばこれは行くしかねえ!!とカメラバッグに望遠レンズをぶち込み車を走らせることにしました。

 目撃情報を調べながらしまなみ海道の島々を走ってみたのですが、やたらと早起きをしたにも関わらず、ルカのの字すら見つかりません。というか野生のイルカなんてそんなに簡単に拝める訳がないのです。
 私の人生で一番の自慢は夜中に渋谷を歩いていたら、突然黒塗りの車が目の前に停車し、マイケル・ジャクソンが降りてきて目の前でご尊顔を拝めたということなのですが、野生のイルカに遭遇するということは街で芸能人を見かけるということよりももしかしたら難しいことなのかもしれません。
 

 せっかく高速料金を払って車を走らせたというのにこのままでは本日の撮れ高はゼロ…。ううーん、せっかく早起きしたのに全く意味ないじゃないか…。自転車でここまで来ているのならしまなみサイクリングフリーのお陰でいくら橋を渡ってもスポンサーの皆様のお陰で現状無料ですし、『撮れ高はゼロだけどいい汗かいたから帰ろう!』とキッパリ割り切れるのですが、このままでは帰るに帰れません。
 
 残念ですがイルカは諦めてブラブラと早朝ドライブでもして帰ろうかなと思っていたら、「そういえば伯方島にドルフィンファームっていうのがあったな…。いつも自転車で近くを通るだけだったけどあそこならイルカが見れるんじゃないか。」とふと思い出しました。

 

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しまなみ海道でキャンプ・観光なら|ドルフィンファームしまなみ

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 ホームページを見てみるとなるほどなるほどこれはなかなか面白そうではありませんか。というかしまなみ海道にこんな面白そうなところがあったのか。ふれあい体験はなかなかの価格ですが、入場してイルカを見たり写真を撮るだけなら500円非常にリーズブルです。


 オープン時間よりも少し早く着いてしまったのですが、快く入れて下さいました。早朝なので貸し切り状態。ちなみにお隣にあるキャンプ場で宿泊したら入場料は無料になるそうです。

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 受付で料金を支払い簡単に説明を聞きます。道なりに進んでいくと桟橋がありそこにイルカがいるプールがあるとのことです。
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 イルカのプールにはそれぞれのイルカさんのプロフィールが貼ってあります。どれどれイルカはどこかな。
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 と思ったらキュキュッ』という鳴き声が聞こえて振り返ると、こちらに寄って来るではありませんか!!おお!すごい!本当にこんな近距離で見られるんだ!!
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 飛んだり跳ねたりと近くで見られてすごい迫力です。しかも早朝ということもあり他にお客さんがほぼいないので良いポジションで撮影ができます。
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 イルカも興味津々で寄って来てくれますが餌を上げる訳ではないのですぐに離れていってしまいます。しかしそれでもこの距離で、生のイルカが見られるという経験はなかなかにできないことなのでいつまでも撮影できます。しかし、桟橋が結構揺れるのでレンズ交換には最新の注意を払わねばなりません…。

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 奥のプールには赤ちゃんイルカがいました。お母さんイルカに寄り添って泳いでいてなんと愛らしい姿が見られます。しかしひたすらに泳いでいるので狙って撮影するのがなかなか難しい…。
 私の使用しているカメラ、SONYのα7Ⅱは最新モデルのα7Ⅲと比べるとAFの性能的にも動く被写体は少し苦手な機種。
 
 そして動体撮影となると電子ファインダーを通して被写体を見るミラーレスカメラではどうしても若干のタイムラグが出来てしまいます。こんな時は両目を使って撮影するのがポイント。片目でファインダーを見てもう片方の目で被写体を見てシャッターを切るベストなタイミングを探します。来世ではα9Ⅱがポンと帰るような人間になりたいですね。


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 いつまでもパシャパシャやっているとスタッフさんが餌を持って現れました。これから餌やりをするので見ていて下さいとのこと。おお!やはり早起きは三文の得!!

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 朝の健康チェックもされていました。手で合図をしただけでイルカがコテンとひっくり返ってくれているのはなかなかに愛らしい光景です。
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 これは芸の練習かな。これだけ近距離でイルカが海から半身を出している姿が眺められるとはなんと贅沢。
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 グルメライドもなかなか楽しいですが、次回は自転車で来た際にも寄ってみたいですね。自転車は持ち込むことは出来なくてもサイクルジャージでイルカと撮影という構図もなかなか面白いかもしれません。


 500円で想像以上に楽しむことが出来たので大満足で帰宅…と思ったのですが、せっかく伯方島まで来たので『Patisserie T’s Cafe 玉屋』さんへ寄って帰りました。

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 ケーキも美味しいし、ロケーションも最高です。開店してすぐだというのにケーキをテイクアウトするお客さんで賑わっていました。お気に入りの窓際の席に座ることが出来ました。

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 個人的にとても気にいっているのがこちらのクロワッサン。お値段も手頃なのでいつも必ず食べてしまいます。是非美味しい珈琲と一緒にどうぞ。

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 最高のロケーションで美味しいケーキと珈琲を楽しみながら先程撮影した写真をのんびりとチェック。たまには自転車に乗らないこんなのんびりとした週末も良いかもしれません。




 今回撮影で使用した機材はこちら↓






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