今まで必死に隠し通して来ましたが、実は私は無類のジョジョ好きです。幼い頃から荒木先生の大信者であり、荒木先生がスタンドやキャラクターの名前の元ネタとして使用している、バンドのCDなどはほぼ全て網羅しているくらいです。
ジョジョと言えば、かなりの長編ということでも有名です。ジョジョの第一部から第五部にあたる、『ジョジョの奇妙な冒険』が全63巻、第六部である『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』 が全17巻、第七部となる、『スティール・ボール・ラン』が全24巻、『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』既刊19巻(2019/02/11現在)と、なんと累計123巻にもなります。
一般的に一番人気があるとされるのがスタンド能力が登場し始めた、第三部『スターダストクルセイダース』なのですが、私がジョジョの中で一番好きなのが第五部である『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』です。
物語の舞台はイタリア。主人公であるジョルノ・ジョバーナがギャングスターへと成り上がっていく姿を描く作品なのですが、他のキャラクターがいちいちカッコ良すぎて、ジョジョ史上一番主人公の影が薄いと言っても過言でない作品です。
自転車三大レースの一つであるジロ・デ・イタリア開催国ということもあり、いつかは行ってみたいと思っていたイタリア…。
なんとなく旅行会社のサイトを眺めていたら、オフシーズンに行くとものすごく安いということがわかり、失神して目覚めるとアリタリア航空、成田ーミラノ直行便へと搭乗していました。
CAさんは男女ともにスタイル良すぎてびっくりしました。なるほど…。イタリア人は日本人好みだとはよく聞くが、そういうことなのか。
成田からミラノまでは約12時間と長いフライトになるので、そろそろ映画でも見ようかなと思ったら、なんと私が搭乗していた便のこの二列は全てディスプレイがブラックアウトして映らない…!!!
なな、ナンダッテー!!!日本人のCAさんもいらっしゃったので、頑張ってもらったのでしたが、それでも復旧せず…!!
イタリアは大雑把な国なので、日本の感覚で行くと驚くとは聞いていましたが、いきなりその洗礼を受けることとなりました。
仕方がないので、スマホに入れていたアマゾンプライムの動画を眺めていると機内食の時間になった模様。CAさんに「イタリアン?or ジャパニーズ?」といきなり聞かれ少し驚きましたが、ジョジョの第五部を読破している私にはこのくらいのイタリア語は朝飯前です。
機内食はもちろんイタリアンを選択。パスタとパンとハムといういかにもイタリアンと言ったメニューです。あまり期待していなかったのですが、意外と美味しく食べられました。
スマホに入れていた動画もすぐに見終わってしまったので、たまにカメラを出して外の景色を撮るくらいしかすることがねえ。
うわっ!凄い雪山。えーと、どれどれ…地図を見るとここは中国の山地の方になるのか。しかし、全く民家も見えないとは今更ながらようやく異国の土地の上をフライトしている気分になってきました。
ノトーリアスB.I.Gがスタンド攻撃を仕掛けて来るかもしれないと、気を張り続けていたせいか、気がつくとすっかり寝てしまっていました。暗くなってきたから、もうそろそろミラノへ着くのだろうか。
大都市らしいミラノの夜景が見えてきました。普段飛行機には割りと良く乗りますが、やはり夜景や上空から見た景色も日本とは全く異なります。
オメガの広告や、Dior、FENDIの広告がたくさんあります。日本でも見るものと若干違います。オメガの広告を見て、ジェームス・ボンドの時計はオメガになったのかと再認識。
ようやくイタリアへと到着したので、ここからは一眼レフを取り出し撮影開始!!
ちなみに今回の機材はいつも使用している、α7ⅡにSONY純正レンズであるVario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Zと、CANONの銘玉と言われる、EF24-105mm F4L IS USM+SIGMAマウントアダプターMC-11です。
なるべく装備を減らしたいので、レンズはこの2本にしましたが果たして…。
そして今回の旅行で大活躍したのが、カメラが趣味の方なら知らない人はいないと言っても過言ではないこちらのカメラバッグ、Endurance Extです。
二気室構造になっており、下部にカメラとレンズ、上部にその他の物を入れることが出来ます。サイドに三脚をぶっ刺せるのもとても便利です。
Enduranceシリースはサイズ展開がいくつもありますが、個人的にはこちらのExtサイズが普段使いも、ちょっとした旅行でも取り回しやすくて重宝しています。(今回の様な旅行だと荷物は全てキャリーケースの中なので。)もちろん機内へも持ち込み手荷物でOK。
ちょっとした街歩きの時で交換レンズを持たない時などは小さなショルダーバッグを使いますが、長距離を歩く時や機材が多めの時はやはりリュックサックが体への負担が少ないです。
サイドからカメラへと素早くアクセスが出来ます。
中敷きは自由にレイアウトが出来ます。縦だと難しそうなレンズでも、横のジップを開けて拡張すると入ってしまうということが素晴らしいところです。(普段はもっと入れて使ってますが、↓の写真は準備中なので、様々なレイアウトを試しています。)
(↓この様に大きなレンズでもジップを開けて拡張してしまえば縦でも入ります。)
バッグから一眼レフを取り出し、とりあえず、EF24-105mmを装着。バスへと乗り込みホテルへと向かいます。もう夜遅いので、この日はホテルへ直行して寝るだけです。
当たり前ですが、日本と違い、道路がとにかく広大です。車が右車線を走っているのがとても違和感があります。
お、あれはトヨタのプリウスだ。
無駄に流し撮り。思ったよりも日本車が多くてびっくり。しかし、日本と大きく違うのはハイブリッド車がかなり少なく、空港で見かけたプリウス意外はほとんど見かけませんでした。ガイドさんに話を聞くと基本的にイタリアはクリーンディーゼル車とかではなく、所謂普通のディーゼル車がメインだそうです。
無事本日のホテルへと到着!!よくツアーで使われるのでしょうか。要所要所で日本語での説明書きがあるので助かります。
当たり前ですが、当然ユニットバス。トイレで大をした後にお風呂にお湯を張ってすぐ入りたいっていう家族がいたら、ニオイは気にならないのだろうか…。海外は日本と比べてかなり大雑把ですから、そんなことそもそも考えないのかもしれません。
なんとまぁ、湯船がありません。日本と違ってシャワーがメインの文化なのでしょうか。そしてアメニティも固形石鹸とシャンプー・リンスくらいしかありません。髭剃りや歯ブラシ、ボディタオルなんて物は当然の如くありません。
外国の方が日本へ旅行へ来ると日本のホテルの素晴らしさに感動すると言いますが、なるほど、そういうことだったんですね。
チェックインを済ませると安心したのか、お腹が空いてきました。コンビニでも無いかなと思って添乗員さんに聞いてみると「日本みたいに治安も良くないんですから、そんなものはありませんよ。夜通し開けてたら襲われちゃいますよ。」と言われてこれまたカルチャーショックを受けます。
ただ、ミラノではローマ等と比べるとそこまで治安も悪くないそうです。(泊まったホテルの周辺だけかもしれませんが。)
とりあえずブラブラと夜のミラノを散策してみることにしました。
とりあえずレンズはsel1635zを付け、念のためにRX100を持ってホテルを出たのですが、結局使うのはsel1635zばかりです。建物や風景を撮影するには16mmは無いと収まりません。
sel1635zは広角ズームレンズですから、35mmまでズームをすればスナップ写真も撮れます。それでも届かない場合はα7のクロップモードで1.5倍ズームして撮影。
路上駐車が多いなーと思ったら、そもそもイタリアには駐車場がとても少ないそうな。ホテルの前の道路に停めていた車も全部お金を払って停めているそうな…。うーん、これまた日本では考えられないことですね。
あんまり遠くへ行くと危ないので、そろそろホテルへ戻ろうかなと思っていたら、GINZAへ到着したみたいです。日本にも「喫茶ミラノ」とかそんな感じの名前のお店がありますから、それと似た感覚でネーミングしたのでしょう。
どうやらこの辺りは日本食のお店が集まっているみたいです。日本では鉄板焼きのお店が寿司もやっているってあんまり無さそうですが…。
入ってみようかなと思いましたが、あれだけお腹が空いていたのにカルチャーショックの連続でお腹がいっぱいになってきたので、夜の探検はこのくらいにしてホテルへと戻りこの日は就寝。
翌日。枕が変わると寝られない私ですが、長距離の移動で疲れていたのか、ぐっすりと寝られて素晴らしい目覚めでした。
ホテルの朝食は期待していなかったのですが、パンとハムがめちゃくちゃ美味くてこのまま永住しようかと思うくらいでした。
ちなみにイタリア人というのはほとんど朝食を取らないそうです。取っても軽くパンとエスプレッソを飲んで終わりだとか。
イタリアへ来てもここは日本人らしくしっかり朝食を食べ、バスへ乗り込みいよいローマ観光へと繰り出します。
バス移動では流石に広角ズームでは厳しいので、CanonのEF24-105mm F4L IS USMへ付け替えてパシャパシャと街並みを撮影します。結局24-105はバスから撮る時しか使いませんでした。
あ!あれはまさか…!!
第一サイクリストを発見!!マウンテンバイクに、ヘルメット、反射ベストまで装備して、安全意識が高いです。
しばらく走ると、ミラノの超有名観光地スフォルツェスコ城が見えてきました。
この中世の要塞はミケランジェロが息を引き取る3日前まで彫り続けていた最期の作品である「ロンダニーニのピエタ」があることで有名です。
バスから、降りて早速撮影しますが、建物が大きすぎてレンズをsel1635zに変えても全く入り切らねえ。
出来たのが1450年頃だそうですが、こんな巨大なものを作ってしまうとは…。
『確かナポレオンによって破壊されたんじゃなかったかなぁ…。』と思って見ていたら、それらしき所も発見!!!立入禁止になっているみたいです。
どうやら入り口はもっと奥みたいです。遠くから見ると近いように思えますが、やはり建物が巨大過ぎてかなりの距離を歩きます。
あ、あの入り口と似たようなやつベルセルクで見たことある。
ようやくお城への入り口へと到着!!!
近くで見るとすごい迫力です。こんな巨大な建物をあの時代に作ってしまうとは昔の人って本当にすごいなぁ…。
ほうほう、なるほどね。よく理解したよ。全然わからないってことをね。
門をくぐるとそこには巨大な中庭が。広角ズーム持ってきてほんとよかった。これ絶対に標準ズームだと何撮ったのか伝わらないと思う。
これは有名なフィレーテの塔。109メートルもあるそうです。これを聞いて「すげえ!イタリアの109って超オシャレ!」って思ったのはここだけの話です。
スフォルツェスコ城の中には博物館があり、ダ・ヴィンチの天井やミケランジェロのロンダニーニのピエタなど素晴らしい作品がたくさんあるらしいのですが、時間の関係で行くことが出来ず。そのまま反対側の出口から出てカステッロ広場へと向かいます。
カステッロ広場側から見ると全く違った表情を見せてくれました。これは馬に乗ったスフォルツォ公爵彫刻だそうです。時計や装飾品等はここ100年くらいの間に付けられたそうです。
よく観光ガイドとかで見るアングルでパシャリ。ちなみにこの噴水広場、写真を撮っているといきなり笑顔で近づいてきてミサンガを巻き付けて来る黒人がいます。なんとこれ巻かれてしまうと法外なお金をふっかけられてしまう『イタリアの観光名所のよくある手口。』なのです
ここは海外なんだと改めて実感したところで、早足でダンテ通りへと向かいます。なんだかデビル・メイ・クライみたいな名前で中2心をくすぐられます。
この通りには世界的に有名なブランドのお店がたくさん並んでいました。
なんかこれめざましテレビのアレみたい。
LUSHとかロクシタンって日本と商品が違うのだろうか。
カラフルな建物が並びます。ハウステ◯ボスみたいだ。
ミラノスカラ広場から、アーケードへと入ります。このアーケードはヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアと呼ばれイタリア王国の初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世にちなんで名づけられたそうです。最初に1861年にデザインされ、イタリアの建築家ジュゼッペ・メンゴーニによって1865年から1877年の間に建築されたそうな。
素晴らしい造形美。やはりこの中もプラダの本店をはじめとした有名なお店が並んでいます。
何からなにまでドでかいです。使い勝手は悪くはなりますが、もっと広角のレンズでもよかったかも。
12月だったので、ところどころにクリスマスツリーが飾ってありました。
なーんかこの光景日本でも見たことあるような…と思って日本に帰って調べてみたら、東京ディズニーランドのワールドバザールはここを模して作られているんだそうです。確かにアーケードとかお店の入り口とかそっくりかも。
このモザイクの床の窪みに踵を合わせてクルリと一回転すると幸せが訪れるそうです。普段は観光客で並んでいたりするそうなんですが、オフシーズンだったということもあり、のんびり撮影できました。
アーケードを抜けるとミラノのモチーフと言える、世界最大のゴシック建築ドゥオーモへと到着!!ここはまさか…!!ジロ・デ・イタリアで良く映るところでは…!?
調べてみたら、やはり表彰式やレースでよく使われている場所でした。すげえ、こんなところの前でレースやってもいいのか…。日本の金閣寺の前でレースやったら、とんでもない暴動が起きるぞ。尾道ではお寺の参道でレッドブルのマウンテンバイクのレースはやってましたが。
ヨーロッパではロードレースというものはサッカーに比肩する程の国民的スポーツというのはどうやら本当みたいです。
何度か写真や映像では見たことはありましたが、想像以上に巨大な建物です。500年以上かけて作られたと言う、その作りの細かさに息を呑みます。
ドゥオーモ広場はかなりの広さ。確かにこれだけ広ければ表彰式もできそうです。
もっとゆっくり観光したかったのですが、残念ながら移動の時間になってしまったので、うしろ髪ひかれながら、来た道を戻ります。
自転車の標識がありましたが、これは日本とあまり変わりがないことに驚きました。
普段レース中継で見かけるイタリアですが、実際に開催された場所に行くというのは自転車乗りとしては、普通に観光するよりも更に感動が2倍増しです。いつかは生のレースを観戦しにいきたいものです。
この他にもヴェネツィアやフィレンツェ、サンマリノ、ローマにも行きレースで実際に使われた道路や会場を見て来ましたが、それはまた次の機会にでも…。
(´-`).。oO(写真がたくさんあったのでなんとなく書いて見ようと思ったらまさかこんなに記事が長くなってしまうとは…。反響があればまたいつか続きを書きます。)
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