きさま!見ているなッ!

























尾道・しまなみ海道・瀬戸内海を中心にオートバイやロードバイクに乗って写真を撮っている気がします。
スタンド使いになるのが夢です。1日5PVを目指して頑張ります。

2018年02月

しまなみ海道の大島を散策!「食堂みつばち」へ行こう。

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 尾道から数えるとしまなみ海道最後の島である大島

 来島海峡大橋や、道の駅よしうみいきいき館、能島水軍潮流体験等々、著名な観光地がたくさんあることで知られています。

 中でもトリップアドバイザー2位にも選ばれたことがある、亀老山展望公園はしまなみ海道のサイクリストでは知らない人はいないのではないでしょうか。
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 さて、そんな風光明媚な大島ですが、我々のような尾道側のサイクリストからすると未知の道がたくさんあるのです。

 というのも大島は尾道側からすると一番離れた島となる為なかなか開拓しにくい立地なのです。
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 その日のメインを大島一本に絞って走れば良いのかもしれませんが、最近のライドは途中で殺し合いが起こることが非常に多く、しまなみ海道も後半まで走るとアップダウンが非常に激しいと言われる大島を周回するような元気がありません。

 特にピンクと白の反射板が入った上着を着ているオッサンやジレを羽織ったオッサンが千切れたり、すぐにバテて休憩を求めて来るので帰宅時間が遅くなることもしばしばなのです。
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 年末年始の激務の反動か…2週連続で風邪を引き、「欧米ではコーラが薬は常識。コーラで風邪や下痢や吐き気が治る。」という言葉を思い出し、食欲も無いのでひたすらコーラを飲み、気がついたら3kgも太っていた私を誰が責められるでしょうか…。

 なんとか体調も回復の兆しが見えた金曜日の夜、当ブログにも度々登場するりょーさんから回復走を兼ねて、大島にある「食堂みつばち」に行かないかというお誘いが。

 せっかくSPECIALIZEDのシューズを買ったのに走った時間よりもベッドに横たわりながらハァハァ言いながら眺めた時間の方が長かった
ので、「ご飯を食べに行くくらいの強度ならなんとかついていけるかな」と思い参加することにしました。



 今回のメンバーは実業団Equipe Tyran(←リンクあり)のりょーさん、阿蘇さん、超絶クライマーのしげくんです。
 

 この日の最高気温は4度と、アフォかと言いたくなるようなクソ天気だったので、ウォーミングアップを兼ねてゆっくり走ろうと話していたのですが、ジレを着たオッサンが、序盤の因島大橋手前で千切れてしまいました。
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 ナンテコッタ!!まさかここまで脚が回らないとは…。

 「しまった!やはりコーラはトクホのコーラかダイエットコーラにするべきだった!!」と思いましたが、割りと得意なハズの平地でも後ろに張り付くだけで精一杯。

 登りでもないのに頭の中でクラシック鳴ってる!!ではなくてメイド・イン・ヘブンが延々と流れています。下りでなんとか追いつくものの、平地ですらまともに踏むことが出来ません。
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 よ、ようやく生口橋が見えてきた…。「あ、あれがプッチ神父が言っていた14の言葉の中にあった、らせん階段か…。」

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しまなみ海道の島の中で一番平坦区間がある生口島でもひたすらツキイチだというのに瀕死状態。

 ローソンで補給休憩に入ります。ああ、一番仕事してないのに俺だけ物凄い汗なんだけど。
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「ところでしげくん。何故君はこのクソ寒い日にティンコフの半袖ジャージなんだい?まさか貴様…!初めから強度を上げて殺す気だったのか…!!」

 
げくん:「そんなことないですよ!中にたくさん着込んでますよ。でもスゴく寒いんですけど。」
 
 
ょーさん:「もう君はティンコフではない。今日から『チンコ夫サブ男』だ。」

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:「このままだと風邪ひいちゃうから俺の予備のレインジャケット貸してあげるよ。ベンチレーションはイマイチだけど防風性能はすごいからこういう寒い日にはウインドブレーカー代わりに使えるよ。(よし、これで体が冷えて脚が回らなかったと言い訳が出来る)」

 
:「おお!これしゅごいですね!!すごい防風性能です!」
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 「俺それ貸したよね?当然牽いてくれるよね?」と、無言の圧力を掛けつつ
『フフ見てごらん。これが金の力さ。』と社会の常識を教えつつ、最後尾に張り付き、なんとか大三島へ到着。

 せっかくなので何枚か記念写真を撮っていきましょう。チンコ夫サブ男のプライドなのか記念写真は半袖ジャージで撮りたがるしげくんストイックスギィ!!

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 体が冷えないように少しだけ大三島でひと休みし、そのまま一気に伯方島を抜け大島へ入ります。

 エキップティラン勢のペースが上がっていまうすが、先程の作戦が功を奏した様でしげくんがアシストしてくれているのでなんとか後ろを走ります。
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 いつもならブルーライン沿いに山を登るのですが、この日はブルーラインを外れて漁港方面へと進みます。

 今回目指す「食堂みつばち」さんは大島の外周コースに位置しているのです。
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 漁港を抜けると大きな建物が見えてきました。これは村上水軍博物館だそう。

 今までかなりの回数しまなみ海道を走って来ましたが、ブルーラインから外れた所にこんなに大きな博物館があるとは…!意外と知らない方も多いのではないでしょうか?正直、近いうちに行ってみたい。(車で)
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 坂を越えると海が見えてきました。しかもこのタイミングで曇りがちだった空に晴れ間が見えてきました。

 海が最高に綺麗に見えます。この向こうが四国ですね。今見えているのは西条市か新居浜市かな。
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 あまりにも海が綺麗なので、止まって撮影することに。さすが大島。

 尾道側の海と違って透明度が違います。しまなみ海道から眺める海と空はどうしてこんなにも綺麗なのか。
 来月から仕事辞めてここにテント張って魚でも釣りながら自給自足生活します。誰か止めて下さい。
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 げくん「よーし僕も!!!」
 
「いや、だから何故脱ぐんだwチンコ夫サブ男としての意識高すぎだろww」
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 遊んでいたらいい感じにお腹も空いて来ました。時計を見るとそろそろお昼時。
 
 りょーさんの話だともう間もなくで「食堂みつばち」に着くそうです。
 
 ここまで来るだけでもかなり体力を消費しているのでお昼はしっかり補給しなければ!!とりあえずコーラが飲みたい。
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 短いアップダウンを繰り返すと程なくして丘の上に青いベンチが見えて来ました。
 ここが「食堂みつばち」さんです。
 
 青いベンチに青いシックな建物が目印。イメージカラーは水色なのだろうか。駐車場にはバイクラックまできちんと完備されています。
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 せっかくなので青いベンチで記念写真を撮ろうということに。バイクラックに自転車を起きましょう。
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 ょーさん:「よーし、しげくんとツーショットだ。」
 
:「うわぁ、いい感じにキモいのが撮れたわ。しげくん照れずにもっと寄ってくれる?」

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 :「よし!じゃあ次は三角関係!」
 
ょ:「阿蘇さんがガチで嫌がっているいい感じのが撮れましたよ。」
 蘇さん:「。。。」
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 :「次は高校が先輩後輩同士のショットを撮りましょう。」
 
げくん:「よーし!!ヌギヌギ」
 
:「だから何故脱ぐんだ。

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 アフォ
やっていたら完全に体が冷えてきたのでそろそろ店内に入ってみましょう。

 しかし、どう考えてもローディーおじさんが来るようなところじゃないくらいにオシャンティ過ぎるお店です。本当にありがとうございました。

 食堂って言うから大崎上島ライドの時の徳森食堂(←リンクあり)みたいなのを想像していた。入り口を跨いだけで召されてしまいそうです。
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 入り口も去ることながらやはり店内もオシャレ。

 天井や壁も所々ブルーでレトロな照明と非常にマッチしています。窓ガラスにメニューが書いてあるなんて、さっきまで「とりあえずコーラで。」とか言う来満々だった私が、「ランチとcoffeeのセット下さい。」といつの間にか言ってしまっているくらいのオシャンティさです。
 

 席はテーブルとカウンター席があるのですが、せっかくなので海が見える窓側のカウンター席へ。なんとひざ掛けも貸してもらえます。
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 ランチは種類がいくつかあるのですが、みんな仲良く焼きチーズカレープレートを注文。
 せっかくなのでデザートにプリンも頼みましょう。HPもゼロ寸前ですが、ライド後半戦は頑張る気もゼロです。
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 チーズカレーが出て来るまでの間、海を見ながら自転車談義に花が咲きます。

 自転車は見えるところで食事出来るし、海は綺麗出し、言うこと無し。海を眺めながらふと思ったのですが、このお店のイメージカラーはここから見える景色の色なのかもしれません。  
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 15分ほど待つとカレーが出てきました。たっぷりチーズで表面は程よく焦げていてこれは美味しそう!

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 プレートにはクラムチャウダーとサラダも付いてきます。カレーはTHE日本のカレー辛さ控え目の味。チーズと程よくマッチングする味で非常に美味しいです。

 さっき外のベンチで騒いでいたので、冷え切った体に熱々の焼きチーズカレーが染み渡ります。

 クラムチャウダーもこれ単品で1リットルくらい食べられそうなくらい美味い。なんだこれ。もう退職してここで働きます。

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 食後の珈琲とプリンもなんというオシャレな出し方か。

 珈琲のカップやお砂糖入れまで拘りを感じます。セットのドリンクは+300円、スイーツは+200円です。

 ところでこのプリン大盛りは無いのでしょうか?
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 美味しい食事とスイーツをしっかりと堪能した後は、とても…とても辛いですが、戻らねばなりません。

 美味しいものを食べた後のライド後半戦はいつも「ああ…俺の自転車だけ今からモーター内蔵ってことにならんかな…」と思ってしまいます。
 

 「食堂みつばち」さんを出た後はまたしても登り。

 どうやら大島の外周コースはとにかくアップダウンの連続の様子。こ、これはかなりキツい…。これ以上登りが続くと出ちゃう。

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 坂を下ったところで地図を確認していたら、こんな看板が…。

 左側のルート「道は悪い」って書いてあるの超怖いんだけど。
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 ょ:「うーん、左行きましょう。」
 
:「いや、ちょっと待って欲しい。あまりの辛さに幻覚が見えているのかもしれないが、アレはなんだ。」

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 蘇さん:「なにこれwwwめっちゃ気になる。」
 
げくん:「でもこれどう見てもただのロッカーですよwww」
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 :「これは危険だ。やはり右に行こう。早く引き返すべきだ。」
 
ょ:「左に抜けて途中ちょっとだけ登ればすぐ帰れますよ。」




 
しかし、全然ちょっとではなく、激坂のアップダウンがひたすら続きます。斜度も10%超えのものばかりで、どんどん皆から離されてしまいます。

 
 アァ!!オワッタ!!もういっそのこと殺してくれ。

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ようやく激坂区間をクリアし、平地で皆と合流。山の上に数字が点滅している大きな掲示板みたいなものがあったのですが、これはいったい…。風の強さを表示しているのでしょうか。
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終わりに終わった脚をなんとかぶん回すと来島海峡大橋が見えてきました。

 登りが苦手な私ですが、丘を越えた先にこんな絶景が待っていると辛い坂でもまた登ろうと思えてしまうのがロードバイクの不思議な魅力ですね。

 病み上がりのズタボロの体でもなんだかんだで来てよかったと思えてしまいます。
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 あれ…?でも来島海峡大橋が見えたってことはこれは今治側…ということは尾道に戻るにはまた相当登らないといけないのでは…。

 この後、更に千切れまくりましたが、なんとか帰宅…。

 うーん、しばらくロード乗れない時はやはり少しずつリハビリしないとダメですね…。



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こ、この沼深い…!!定番サドルFi'zi:k ArioneとSPECIALIZED POWER EXPERTはどこがどう違うのか。

 
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 自転車ブログを眺めていると必ずと言っていい程、話題に出て来る交換用サドル。お尻が痛いとか前立腺が痛いとかでいくつものサドルを試してみてようやく自分に合うサドルが見つかったという方の話もよく見かけます。

 
 自分にピッタリのサドルというのは意外とすぐには見つからないものらしく、ローディー界隈ではこの現象を「サドル沼」とよく言います。

 私はこれまでクロスバイクを含めると4台のバイクに乗って来ていますが、完成車に付いている特にサドルに不満を感じたことはありませんでした。

 現在乗っているcerveloに付いていた、Selle RoyalのSetaというサドルもロングライドをしてもお尻の痛みなどは特に無かったのでそのまま使っていました。

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 しかし、近年自転車マニアなんじゃないかと思えるような方々と一緒に走っているとあることに気が付かされました。サドルって要所要所で座る位置を変えて走るものなんだと。


 実はロードバイクに乗り始めてからこれまで、登りでも平地でもひたすらに同じところに座っていたのです。

 登りは前の方に座った方がペダリングがしやすいとアドバイスを受けたので、早速実践してみたら、なんと
完成車に付いていたサドル、全然前に座れねえww


 2017年5月下旬のうどん自販機ライド(←リンクあり)でもtamaさんが私のバイクに乗ってみた時に「このサドル前が使えなさすぎてクソ過ぎるんで、今すぐ捨てましょう。」と言われ、過信が確信に変わりました。

 とりあえず定番と言われているFizikのARIONEを勧められたので、買ってみようかなと思ったら、この日ご一緒していたノラネコさんがARIONEだったので、早速その場で試させて貰うことに。


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 乗ってみてビックリしたのが、まずペダリングのしやすさサドルが変わるだけでこんなにも違うものかと驚きました。そして、とにかく座れる箇所が多いということです

 サドルの前でペダリングをするということの意味がこのサドルに変えてようやく理解することが出来たように思えます。


 買おうかどうしようか悩んでいると帰宅後すぐに意識を失ってしまいました。そして、失神して目覚めるとそこにはWiggleからARIONEが届けられていました。

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 ARIONEは種類がとにかくたくさんあることで有名ですが、今回購入したのは定番中の定番である、 K:IUM レールタイプのものです。

 重量は225グラムと決して軽量モデルではありませんが、完成車についていたサドルが約260グラムでしたから、これでもかなりの軽量化です。

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 さすが1万円以上するサドルとだけあって高級感がある作りです。しかし、このサドルでママチャリが買えてしまうのか…。なんという狂った価格設定だ…。
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↓Wiggleリンクあり
Fizik - Arione サドル(K:IUM レール)



↓Wiggleリンクあり
Fizik - Arione R3 サドル (K:ium レール)






 早速付けてみましたが、パッと見た感じだと以前のサドルと大差ないように思えます。

 ARIONEの方が若干スマートな作りになっていること、SELLE ROYALは真ん中に窪みがあるということが大きな違いでしょうか。
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 テールライトは以前から使用してたサドルに直接差し込んで装着するタイプのものです。これはARIONEでもそのまま使用することが出来ます。
 
 「Fi'zi:k」と書いてある、差し込んであるプラスチックのパーツを外して取り付けます。セラロイヤル・ブランドでは主にコンフォート系サドルを開発・生産しており、ハイエンド・レーシングサドルは「Fi'zi:k(フィジーク)」ブランドでラインナップを分けているそうですが、元を辿れば同じメーカーだから可能だということなのでしょうか。
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 完成車のサドルと比べるとやはり快適にペダリングが出来ます。
 前傾姿勢も取りやすく、登りもタイムが縮む等、サドルが変わるとここまで変わるのかというくらい素晴らしいサドルです。
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 しかし、3000km程走ってみて、3つの問題が浮上してきました…。


1.座れる箇所がたくさんあるのでどうにも落ち着かない。
2.ゴールド・エクスペリエンスが痛む。
3.エアロロードはただでさえ乗り心地が良くないのにサドルにクッション性が無い為、更に乗り心地が悪くなった。



  1つ目と3つ目の問題は走りに直接的な問題となる訳ではないので、別に我慢出来ると言えば出来るのですが、2つ目の問題は由々しき事態です。

 ゴールド・エクスペリエンスとはつまりはオチ◯ンチンのことなのですが、特に前立腺辺りが痺れてしょうがありません。

 
 最初は慣れると思っていたのですが、距離を乗っても慣れる気配が全くありません。短い距離ならいいのですが、100km以上のライドとなると痺れが気になって仕方がありません。

 ライドが終わる度に「おお…マイサン…そんなに震えてどうしたんだい…?」と毎回気遣うのも疲れて来ました。
 


 ARIONE VSというモデルには真ん中に窪みがありますが、普通のARIONEはつるんとした作り。

 これがどうも私のお股には合っていなかった様です。とりあえず乗れると言えば乗れるのですが、ロングライドの度に気を使うのも嫌なので、次なるサドルを物色していたら、S-WORKSのPOWERが候補に浮上してきました。
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 SPECIALIZEDはサドルやシューズは私の周りにも愛用者が多く、その品質の高さが以前から気にはなっていましたが、海外通販など安く買う方法がないので購入をこれまで躊躇していました。
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 2017年10月のとびしまライド←リンクあり)でtamaさんS-WORKSのPOWERを試させて貰った所、これがものすごくお尻にフィット!もうこれしかねえ!と思ったのですが、いくらなんでも27000円は高すぎます。

 S-WORKSじゃなくて、SPECIALIZEDのPOWER EXPERTでも良いのではないかと思い、とびしまライドの帰りにお店に寄って眺めてみたのですが、どうやらまたそこで失神してしまったらしく、気がつくと自宅のテーブルの上にPOWER EXPERTが鎮座しておりました。
 (ちなみにS-WORKSとの主な違いはクッション性と重量だそうです。)
 



 S-WORKSのPOWERは159グラムとかなりの軽量ですが、POWER EXPERTは233グラムとARIONEよりもやや重めの作りとなっています。

 クッション性は高めで、ARIONEと比べるとかなりフカフカしているなぁといった印象です。
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 ARIONEと比べるとかなり短めで幅広な作りです。

 SPECIALIZEDのHPには「特許取得のBody Geometry設計。ラボのテストで、男女を問わず敏感な部分の動脈血流を確保することが実証済み。すばらしいパフォーマンスを実現するのに役立ちます。非常に幅が広くて長いBody Geometryチャンネルと適切な坐骨サポートは血流試験と圧力マッピング試験で圧迫を減らす効果が実証済み。」といいことばかり書いてありますが、果たして…?

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 まずはサドルの前後とサドル高を調整します。メジャーで計ってみたところ、やはり厚みがあるので、以前メモしておいたサドル高と同じになるように調整。

 前後は乗りながら調節しましたが、以前よりもかなり後ろに落ち着きました。
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 昨年10月に購入し、これまで使ってきておりますが、快適そのものです。
 短いので前の方が使えないように思えますが、意外にそんなことは無く、登りで前に座ってペダリングする時にも快適に回すことが出来ます。

 クッション性が高く、真ん中が空いているということもあり、ロングライドでも私のゴールド・エクスペリエンスが痺れることも無く、お尻の痛みも全くありません。

 エアロポジションを取ったり、下ハンを使った深い前傾姿勢を取っても快適に走ることが出来ます。SPECIALIZEDのボディジオメトリーのというのは素晴らしいですね。

 色々書きましたが、ARIONEも痺れが無ければペダリングもしやすく、とても良いサドルでした。窪みが無いタイプのサドルでも痺れたりしないという方にはもしかしたらARIONEの方が合っているのかもしれません。

 ただ、エアロロード+ARIONEの組み合わせは乗り心地が非常に悪いので、意見が2つに別れると思います。

 結局のところは実際にしばらくの間使ってみないと良し悪しはわからないものなので、テストサドルを借りたり、周りの友人から借りてしばらく使ってみるのが、自分に合ったサドルを見つける一番の近道のように思えます。

 実は最近、SPECIALIZEDのシューズも購入してみたのが、これもとてもよい商品でした。使い込んでみて、そのうちインプレを書こうと思います。




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生口島のしおまち商店街でコロッケ食ってメガマシュマロも食べよう。

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 ロードバイク乗りがよく使う言葉の1つに「ゆるぽた詐欺」という言葉があります。

 そもそも「ポタリング」とは、Wikipedia先生曰く自転車またはオートバイであちこちを気楽にぶらつくことで、「のんびりする」とか「ぶらつく」意味の英語「potter」に現在分詞や動名詞を示す接尾辞「-ing」を付けた造語だそうです。

 つまり「ゆるぽた」とは言葉の通り「ポタリング」をさらにゆる〜くしたものだと解釈することが出来ます。
 
 しかし、なかなかどうして、ロード乗りが集まると「ゆるぽただと聞いてたのに3回くらい意識を失いかけた。」とか「次の日寝込んだ。」というような事が起こってしまいます。

 キツいというと誰も来ないだろうし、走れる人達とご一緒すると知らず知らずのうちに普段のペースが上がってしまっていたり、サイヤ人のような方と走るとラディッツが地球人のオッサン相手に手加減が出来ないのと同じ事が起こったりと要因をあげるとキリがないくらい「ゆるぽた詐欺」というのは起こりやすい事象なのです。

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 2017年のライドでは「ゆるぽただから。」と誘われ赴くと毎回次の日は階段をまともに上がることが出来ないくらいの疲労度でしたが、どのライドも思い出に残る楽しいライドばかりとなりました。

 もしかしたら「ゆるぽた」とは精神の状態のことを指すのかもしれません。

 しかし、たまには精神と肉体の均衡が保たれているガチのゆるぽたがしたくなったのでアベ20km/h未満のライドへと出かけてみることにしました。


 ガチのゆるぽたなのでキツいルートは一切通りたくありません。
 遠出もしたくないですし、登りも出来るだけ避けたい…。となるとやはりしまなみか…。しまなみでも登りが少ない所と言えば、尾道から数えて3つ目の島となる生口島です。
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 生口島は外周ルートの後半にほんの少し小さな峠がある程度で、あとは基本的には平地ばかりと最近食べて過ぎてるけどキツいのは嫌、でもそこそこ距離は乗ってカロリー消費したいという、私にまさにうってつけのコースです。

 昼食に博多ラーメン+チャーハン+替え玉を食べたというのに数時間後にはすっかり忘れ、夕食は尾道ラーメン+チャーハン+からあげを食べ、寝たらその日の出来事をすっかり忘れ、次の日の昼もラーメンを食っているというクレイジーな食生活を金曜の夜にふと思い出し、土曜の朝にこの罪悪感をなんとかしたいと思った私を誰が責められるでしょうか。

 向島、因島を超高強度(アベ20km/h未満)で通過し、生口島へ上陸。

 今日のライドのコンセプトは「ゆるぽた」ですから、そろそろ既存のルートに捕らわれずあちこちブラついてみるとしましょう。まずはしおまち商店街に寄ってみます。
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 「サイクリストオアシスへようこそ」だなんてきっととても自転車乗り向けのお店があるのでしょう。これは期待できそう…と思って入ってみたら、


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 人の気配がまるで無いww 
 
 この日の早朝はかなり冷え込んだということもあってか観光客はおろか、地元の方すら全然いません。

 あ、あれ?サイクリストオアシスは…?
 あ、この縦置きスタンドがサイクリストオアシスっぽい雰囲気を出していると言えば出してる。

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 ひと気のない商店街を歩いているとテレビで見たことがあるお店が見えてきました。
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 岡哲商店さんは地元の肉屋さんで、お店の目の前でコロッケを揚げてくれることで、サイクリストのみならず地元の方からも愛されている有名店です。

 お店の前に着いたのがちょうど営業開始時間だったらしく、この日一番最初のコロッケを目の前で揚げてもらいました。さすが精肉店のコロッケ、ソースなどなくてもしっとり甘くて美味しいです。
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 有名人の写真がたくさん飾ってあります。なんとあの新城幸也選手も来店されたそうな!!なんとすごい!あの新城選手がしまなみ海道に練習しに来たりするのだろうか…。
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 ここまで特に補給をしないで来ているので、どうせならもう1つ食べようと2つ目を頬張っていたら、
 他のサイクリストの方々も集まってきました。人が少なかったのはやはり真冬の朝という時間帯が原因だった様子。




 さて岡哲商店から少し歩を進めるとなにやらたくさん自転車を並べているお店が見えてきました。
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 パッと見ると自転車屋さんかな!?と思う方が殆どだと思うのですが、カフェ、バー、スポーツ自転車の販売修理、レンタル、雑貨販売、音楽ライブ、イベント開催等々と手広くされているのが、この汐待亭さんなのです。
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 お店に入る前からものすごく気になる案内図が。中庭がめちゃくちゃ気になるんですけど。
 イラスト的にトトロの木でもあるのだろうか。

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 とても趣のあるこの建物ですが庄屋、料亭、旅館、郵便局を経てカフェになったそうです。
 ここも生口島の人気スポットでお盆に通りがかった時はすごい人でした。

 店内には自転車がズラリと並んでいます。自転車販売の他にレンタサイクルも行っているそう。
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 自転車乗りにとってとても嬉しいのが店内にバイクラックが設置してあるところです。

 これならどれだけゆっくりしていても安心ですね。さすが自転車の販売もされているということもあって自転車乗りへの配慮が素晴らしいです。
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 2Fは雑貨屋さん。酒瓶が並んでいるのは夜からバーになるからでしょうか。
 粋な小物がたくさん置いてあり、和と洋の見事な調和を見せています。
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 座敷というのがまた落ち着きます。障子を一部分ガラスにして奥に中庭が見えるようにしているのも素敵過ぎます。

 奥で子ども達が遊んでいましたが、ここのお家の子なのでしょうか。

 年始だったので帰省していたのかもしれません。

 しかし、帰省だとしても都会の子が夏休みや冬休みをこんなところで過ごせたら一生の思い出になりそう。突然昔行った九州のおばあちゃん家を思い出してきた。なんか使ってるストーブとやかんも似てるわ。
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 ストーブで温まりながら、ぼーっとしているとそのまま寝てしまいそうです。なんだこのリラックス効果は。
 
 とりあえずメニューを見てみましょう。

 いきなり目を引くメニューを発見!!これもしかして島で狩ってるの?確かに最近しまなみ海道ではいのししが増え過ぎているとはよく聞きますが…。

 そういえば向島や因島にもいのししカレーを出しているお店があったけど、食べたことがないので今度食べてみよう。
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 さっき食べたばかりなのでお腹はそこまで空いていません。

 珈琲でも飲んで温まろうかなと思っていたら、マシュマロカフェラテなんて素敵過ぎるものがあるではありませんか。

 プチメガがあるそうですが男は黙ってメガを注文。

 カロリーなんて気にしていたらロードなんて乗っていられないのです。

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 10分程待つと出てきました。というかマシュマロでけえええ!!!!!

 想像していたよりもメガだった…。こんな大きなマシュマロ売ってるのか…。
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 エスプレッソを飲んだ後にこのマシュマロをかじると珈琲の苦味とマシュマロの甘みが中和されて最高に美味い!

 マシュマロを入れただけだと思ったら緻密に計算された飲み物です。今度はランチも食べて食後にこれを飲んで帰りたいです。
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 その後はブルーラインを中心に生口島をブラつき、帰りはフェリーで尾道までワープして帰宅。

 キツいライドも勿論楽しいのですが、たまにはこんなのんびりしたライドもいいのではないでしょうか。

 しかし、帰宅した後に気がつきましたが、平日にラーメンを食べまくって付いた脂を消費するライドのハズが、全然消費出来てない…

 あ…明日からローラーするんだから…(震え声)

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