最近しまなみ海道のことを記事にすることが増えてきて、ブログの説明にもあるように、ようやくしまなみ海道を中心に走っている感が出てきた当ブログですが、今回もしまなみ海道のお話です。
今回走りに行ったのは岩城島です。
『ん?岩城島?それってあんまり聞いたことがないんだけど。』
と思われるサイクリストの方も多いかもしれません。
実はこの岩城島、橋が繋がっておらず、フェリーで行くしか方法がありません。
最もポピュラーな行き方は生口島か因島から渡るというルートになります。
そこまでして行く必要あるのかよ…。と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は岩城島、風光明媚でとっても良い所なのです。
岩城島は交通量も少ないので、のんびりポタリングするのに最適です。
海も綺麗で、なんと温泉までも有る!(入ったことはない。)
島の中央にそびえる積善山は、桜の名所として有名で、なんと三千本以上の桜が植えられているそうな。
実はこの春、お花見ライドをした時に行ったのですが、完全にブログにするタイミングを失ったので、お花見のことはまたいつか書くことにしましょう。
今回のこの岩城島ライドの企画者は岡山のレースでも一緒に走った(←リンクあり)、GANさんです。
簡単に言えば今回のこのライドは愛媛県のメンバーと広島県・岡山県のメンバーとで、のんびり走る合同サイクリング会。
つまり楽しくサイクリングしようという企画。
『よかった。今回は死ななくて済むぞ。』
と思ったメンバーが広島勢の中にいたそうですが、いったい普段どんな走り方をしているのか。
全く親の顔が見てみたいですな。
今回のライドですが、我々広島勢は、向島に集合です。
ちなみにこの企画前回は去年の11月にあったのですが、その時の集合場所は高見山と言う狂ったスタート地点でした。
今回も前回と同じ集合場所でという意見も出たのですが、全力で阻止し、まともなスタート地点となったのです。
今回はのんびりポタリングだから、集合場所までものんびり行こうとのんびり走っていた所後ろから、㌧でもない速度で誰かにブチ抜かれます。
おわ!阿蘇さんとベタ凪さんだ!!!
なんというモチベーション…!!
集合場所まで全力で行く気なのか…。
と思ったら、阿蘇さんだけものすごいペースで行ってしまったので、私とベタ凪さんでゆるぽたペースで集合場所に向かいます。
それにしても今日もいい天気だ。
集合場所はあの橋の下の公園です。
のんびり走って橋の下へ到着。
広島勢は皆少し早く到着しておりました。
今回、広島勢のメンバーは、このブログによく登場する、ベタ凪さん、阿蘇さん、セイジくん、雪くん、ノラネコさん、GANさん、そして今回お初にお目にかかるミムくんです。
集合時間にはまだ少しあるので、パチリパチリと撮影タイム。
この無人島、小さい頃に上陸しよう!と思い、兄と一緒にゴムボートで向かっていたら、ゴムボートが流されて遭難しかけたことがあります。
この辺りは実は流れが早いので注意が必要です。
5分程待つと岡山勢も到着しました。
岡山のメンバーは、淡路島ライド(←リンクあり)でも、ご一緒したSakuさん、そして、さざなみ海道ライドでご一緒するはずが私が風邪で倒れていたので、ご一緒する機会を失ってしまっていた、くしろさんです。
Sakuさんは今回もご自分で組んだバイクで登場。
しかも、シマニョーロという組み合わせ!!
エルゴパワーを使い、他のパーツはシマノがメインだそう。
プーリーにもこだわりが!!
白いバイクに一点だけ赤というのがまたカッコイイ。
おえん。
くしろさんのバイクはこちら。
もういかにも山が登れそうな人のバイクです。
きっと積善山で私をブチ抜いて、「指さすやつ」をやってくるに違いありません。
広島・岡山勢が全員揃ったところで出発です。
今回はあくまでもサイクリング。
のんびり走って行きましょう。
まずは因島へ向かいます。
真っ青な空と海に因島大橋が映えますね。
橋への道。
最近、ここマジで猪に遭遇することがあるので、皆様お気をつけ下さい。
因島大橋を渡ります。
因島の平地あたりからなんだかペース上がってないか…?
今日も安定のツキイチでなんとか着いていきます。
登りがしんどい…と思って後ろを向いたら、ヒャッハー!!してる方が見えましたが、きっと気のせいでしょう。
生口大橋が見えてきました。
って、こっち通るんかい!!
ここは生口大橋へ向かう激坂ショートカットなのです。
一瞬にして、橋までたどり着けるのですが、かなりの激坂が待ち構えているのです。
ここはまだ序の口。
ここから先はどんどん斜度が上がります。
ってアタック合戦やるんかーい。
こんな陽動作戦に乗ってはいけません。
体力を奪われて岩城島にたどり着く前に、海の藻屑とかしてしまうに違いありません。
坂ではマイペースが大事なのです。
ちなみに矢印の辺りから斜度がものすごいことになります。
STRAVA区間もあるので、坂に自信がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか?
脚がもげそうになりながら、生口大橋へ到着。
生口島へ上陸。
いつもならここを左に曲がるのですが、岩城島へ向かうの為には洲江港からフェリーに乗らねばなりません。
右に曲がり港を目指します。
信号待ちで撮影タイム。
信号を待っている間もきちんと一列になっている辺りが皆様流石です。
なんだかまたしてもペースが上がってきているような…。
ほ…ほら、背景が凄く動いて見えるし、これは先頭のGANさんが本気を出しすぎてる証拠です。
洲江港が見えてきました。
洲江港に到着!
フェリーの時間まで少し時間があるので、休憩しましょう。
休憩のお供と言えばコーラ。
自転車で走った後のコーラは最高に美味い。
対岸に見える島が岩城島です。
向島から尾道程ではないですが、フェリーですぐの距離ですね。
しばらく待つとフェリーがやってきました。
よし、乗り込むぞ。
お金は船内で払います。
自転車は片道300円です。(うろ覚え)
今回初めてご一緒する人ミムくんの愛車はなんとラピエール!!
珍しいバイクなので撮らせて貰います。
ディープリムホイールの威圧感が半端ないです。
殺される前に帰りたくなってきました。
10分ほどで小漕港に到着します。
「おこぎ」って大きく書いてあるけど、あれは自転車をおこぎということなのだろうか。
愛媛の方々とは岩城港で合流することになっています。
岩城島マスターのGANさんのガイドに従ってのんびりと向かうとしましょう。
フェリーを降りてしばらくは平坦です。
千切れてしまっても気にしてはいけません。
だって今日はサイクリングなんだから。
グループライドではのんびり走ろうと決めています。
長江港を通過。
海沿いの道は平坦なのですが、意外とアップダウンがあるのが岩城島。
これで平坦がもっと多ければ最高なのに…。
そして岩城港に到着!!
愛媛の皆様が来るまで少し時間があるので、休憩&撮影タイム。
ジャスタウェイが迎えてくれるなんてなんて素晴らしい島なんだ。
全員集まったところでブリーフィングです。
1人だけ明らかに話を聞いていないヤツがいるので、あとで説教をしておきましょうね。
ブリーフィングが終わったら、いよいよ出発!!
GANさんが練りに練った岩城島満喫コース!
去年の11月にも来ましたが、今回は違うルートを通る様なので楽しみでなりません。
まずはのんびりと海沿いを流します。
さすがGANさん。
今日はサイクリング。とにかくゆるぽたで楽しく走ろうという企画ですから、ゆるいコースを引いてくれている様です。
って思ったら、いきなり激坂なんかい!!!
女性陣が「ワー!キャー!!」と黄色い悲鳴をあげている中、私も「ぬぁぁぁぁああああおおお…!!!」と野太い声を出しながら登ります。
撮影担当のフカミさん。
水色のFOCUSが青空と海とマッチして最高にカッコイイです。
FOCUSと言えば、「ろんぐらいだぁす!」の亜美ちゃんも乗っていますね。
もしかして、私と同じアニヲタか…!?
詳しいお話はしなかったのでまた次回アニメが好きかどうか聞いてみましょう。
今回のライド、フカミさんとsakuさんが写真を撮ってくれていたので、珍しく私の写真もあるのです。
誠にありがたいことでございます。
のんびりと海を眺めながらサイクリング。
この日は快晴で気温もちょうど良く、風も少ないという自転車に楽しく乗る為の条件が全て揃っているような日でした。
交通量がとにかく少ないのが岩城島のいいところ。
しまなみ海道もそこまで多くはないのですが、それでも車の通りはけっこうあります。
岩城島はしまなみ海道と比べると比にはならないくらい車が少ないです。
勿論GANさんが引いたルートというのもあるとは思いますが。
ここまで最初の激坂以外にキツい坂はなかったので、あとは積善山だけだなと思っていたら、忘れた頃にやってくる激坂wwww
大変だ!女性陣がバテている!
『今日は積善山はやめておきましょう!!(心の声)』
この峠を越えたところにはなんと温泉が!!
源泉かけ流しってすごい!!
温泉好きの私としてはいつか来たいところ。
アップダウンが終わるとまた海沿いの道へ。
アップダウンの繰り返しで地味に脚を持って行かれます。
またしても登り!!
思ったよりも全然登りがあるじゃないか…。
話が違うぞ。
そして祥雲寺に到着。
ここでひと休みしつつ、観光しましょう。
祥雲寺は紫陽花が有名だそう。
紫陽花園に入って見ましたが、まだ少し早かった様子。
若干ですが咲いてる紫陽花もありました。
満開の時にまた訪れてみたいものです。
祥雲寺の名物は他にもあります。
天然記念物に指定されている舟型のうばめがしです。
樹齢600年にもなり、高さ約6m、幹周約3m、枝の広がりは30mという巨木があるそうな。
「うばめがし」は境内の裏にあるので靴を脱いで行きます。
一体どんな大木が待ち構えているのか。
これがその「うばめがし」です。
おぉー!なんというか、巨木というか、大きな絨毯みたい。
下からも見ることが出来ますが、下から見たほうが大きさがよくわかりますね。
しっかり観光を楽しんだところでお昼ご飯を食べる為に次の目的地へ向かいます。
次は海水浴場の方に出て、海を眺めながらお昼ご飯を食べます。
なんと事前にGANさんが配達を依頼していてくれたのです
お昼ごはんは鯛めし丼。
レモンケーキも付いてきます。
あとはいよかん(らしきもの)
せっかくなので記念撮影もしておきましょう。
sakuさんと愛車をパチリ。
ベタ凪さん:「お、なになに。面白そうなことやってんね。」
思わぬ人が入ってしまったので、撮り直し!!!
sakuさんにお願いして私の写真も撮って頂きました。
普段海はしまなみ海道を走りながらいつも眺めていますが、普段眺めている反対側から眺めるというのもまた乙なもの。
というか、レース以外で私と愛車がこれだけ写っている写真は当ブログ開設以来初めてかもしれません。
お昼ごはんの時にTwitterで相互フォローさせて頂いている「ひと」さんにもご挨拶が出来たのでよかったです。
というかバイク撮らせてもらえばよかった…。
さて、お腹もいっぱいになったので帰りましょう。
え?なに?
これから積善山登るって?
食べたばっかりなのに?
今食べたお昼ごはんはリバースするんじゃないの?
まさかここで積善山に登るとは…。
登るとは聞いていましたが、食事後すぐだったとは…。
楽しい時間から一気にぴろ氏死亡フラグが立ちました。
お、落ち着け…。素数を数えるんだ…。
食べてすぐに激坂なんてルートは普通に考えてありえない。
前回とは違うコースで登るって言ってたから、きっと緩やかな登りのハズだ…。
なんてこった。
いきなり激坂じゃないか。
この坂、押す人もいたくらいの坂。
GARMINすら見る余裕がなかったくらいなので、かなりの斜度に感じました。
最初にこれだけいっきに登ればあとはきっと楽なハズ。
あ、あそこに地図があるから見てみましょう。
あれ?
まだ始まったばかりじゃね?
なんてことだ…
まだ中間ポイントにも達していないとは…。
これは今日のライドは死人が出てしまうかもしれません。
そしてまた激坂を登ります。
普通車が通るに通れないくらいの幅ということもあってか、全く車が通りません。
これでもっと斜度が緩ければ言うことなし…。
『え?ここ平地でしょう?』
見晴らしが良い所に来ました。
ここからはは一旦下るので後続の方々を待ちます。
そして少しだけ下り、トイレ休憩。
積善山はここからの登りはけっこうキツいのです…。
約一名座り込んで非常にやる気がない方がいますね。
ここからまた登ります。
なんだか、先頭のペースが上がって来ました。
くっ…!
これはまさか…!!?
ここで殺し合いをする気か…!!
やめとけ!死人が出る…!
俺が死ぬ!!
何故か途中からsakuさんと勝負するような形になり、三回くらい失神したところでようやくゴール。
ヒルクラした後の命の水であるコーラを探し求めましたが、なんと積善山には自販機がありません。
ここから山頂に登るのですが、さすがに自転車では登れません。
って、雪くんが途中まで登ってました。
彼は人外なので、あまり参考にしてはいけません。
よい子のみんなは私のように山頂は別にいいから、もう下ろうとしっかり意思表明をしましょう。
キツい階段を登ると立派な展望台が見えて来ました。
展望台は360度見渡せる素晴らしい絶景!!
ヒルクラは苦手ですが、山頂からの景色を見る度に、『ああ、ここまで自分の力で登って来たんだな』と達成感を感じることが出来ます。
無料の望遠鏡まであります。
無料だというのにちゃんと遠くまで見ることが出来ます。
セイジくん:「あ!ぴろさん!水着ギャルが見えますよ!!」
ぴろ:「それはまずい。早く変われ。ってバカヤロウ。あれはこれから漁に出るおばあちゃんじゃないか。」
ぴろ:「これはまずい。実にけしからん。」
ノラネコさん:「ぴろ氏!早く!水着ギャルは!?!」
そんなこんなで望遠鏡は大人気。
見晴らしも良く、天気もとにかく良いので、遠くのものがよく見えます。
ちなみに水着ギャルなんて見えません。
今回の岩城島でのサイクリングルートはは積善山で最後です。
みんなで慎重に下り、小漕港へ向かいます。
愛媛の方々とはここでお別れです。
我々、広島・岡山勢は尾道へ戻ります。
今回はかなりの大人数でのライドになりましたが、皆さんマナーがよくとても気持ちよく走ることが出来ました。
帰りに何故か阿蘇さん、ミムくん、GANさん、sakuさんとで、何故か突然高速巡航をしだしたせいで後続とはぐれてしまったので、向島の立花食堂に寄り、後続を待ちます。
立花食堂自体は営業時間外なのですが、Life:styleというセレクトショップはやっておりました。
いつも前を素通りするだけだったのですが、いつの間に向島にこんなオサレ空間が出来たんだ…。
足湯もあります。
あ、そろそろ4時のおやつ食べなきゃ。
後続とも合流し、今朝集合した橋の下の公園で解散!!!
のはずが、帰り際にsakuさんが、
「せっかく尾道まで来たんだから観光したい」と仰ったのでお供することになりました。
スイーツマスターのしおんさんとノラネコさん、くしろさん、sakuさんと私で尾道でおやつを食べることに。
まずは海岸通りの「夕やけカフェドーナツ」(←リンクあり)に行くことに。
安くて美味しいので、尾道に観光に来た方には是非とも海岸通りをのんびり散歩しながら食べて欲しいお店です。(イートインスペースはありません。)
ここのドーナツはハート型。
男だけで外に一列に並んでハート型のドーナツを食べていたら、通報されそうな雰囲気が出そうですが、しおんさんがいてくれた為、安心して食べることが出来ました。
お次はここから数メートル先にある、手作りアイスクリームの「からさわ」へ向かいます。
男は黙って三段積み。
ここは店内でも食べることが出来ます。
店内から外を見渡すと海がすぐ見えて、対岸の向島が見えるという実に尾道らしい景色。
ちなみに目の前の堤防は去年月9の撮影でも使われておりました。
お腹もいっぱいになったので、今度こそ帰宅…!!
と思ったら…。
sakuさん「せっかくだから千光寺を観光して帰ろう!今食べたカロリーを消費するのにちょうどいいよ!」
とのこと。
ナンダッテー!!!!!!??????
でも、みんなでのんびり登るなら最後の最後にいいかなと思ったら、ノラネコさんとしおんさんは帰宅するとのこと。
私まで帰ってしまったら案内役がいなくなってしまいますし、最後に千光寺ヒルクライムすることに。
そして最後の最後に何故か繰り広げられる、アタック合戦…。
山頂にたどり着くまでに4回くらい失神した気がしますが、なんとか登りきることができました。
今回のライド、ゆるぽたとばかり思っていたら、所々で高強度になったりして、なんというか、1日走っただけなのに2日分走ったような疲労度でした。
どう考えてもゆるぽたではありません。
本当にありがとうございました。
sakuさんとくしろさんに次は岡山にも走りにおいでと言われたので、岡山にも行ってみたいですね。
岡山にもうどんの自販機があるそうなので、またレトロ自販機を巡るライドも面白そうです。
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