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 「これからロードバイクを始めるんだけど、どれを買ったらいい?」と相談された場合、多くのベテランローディーは『はじめからカーボンロードバイクで、なおかつ、コンポはそこそこいいものを搭載した完成車が絶対いい!』と勧めることでしょう。


 しかし、多くの初心者は『何を狂ったことを言っているんだ。エントリグレードでええやろ。ポチー』とエントリグレードのロードバイクを買ってしまうのです。そして、沼へとハマり、コンポを変えたり、ホイールを変えたり、『あれ?もう残す軽量化はフレームだけじゃん。ングゥ、やっぱりカーボンが欲しい。』と遂にフレーム単体で購入するようになり、結果的にはじめからハイグレードな完成車を購入したほうが安く済んだという恐ろしい話をよく聞きます。



 当ブログでも何度か私の自転車遍歴をお話しておりますが、私の場合最初はそこまで一生懸命やるつもりはなかったので、最初はGIOSのミストラルというクロスバイクからのスタートでした。
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 その後、「やっぱりロードバイクが欲しい!!」と思い、GIANT DEFY4→DE ROSA R848→cevelo S2という順番でどんどんハイグレード化していきます。



 GIOSのミストラルからGIANT DEFY4に乗り換えたのは、思いの外クロスバイクで遠出するようになったことがきっかけでした。もっと遠くへ行く為にはやはりロードバイクだなと思い、当時東京都民最下層民であった私がなんとか無理をして購入できる価格帯のロードバイクがGIANTのDEFY4でした。

 結果的には購入して大正解。とにかく乗りやすいですし、スピードもクロスバイクとは段違いで気がつけば、自走で180km程走って都民の森まで登り、帰り道あまりの辛さで失神するという芸当までマスターできました。今思い返すとこの自転車は値段と快適性を求めるのであれば本当によい自転車だったと思います。


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 しかし、ロングライドを続け、獲得標高が増えるに連れて『軽いカーボンロードバイクならもっと楽に登坂出来るのでは。』という気持ちが芽生えてきました。
 そして失神して目覚めると眼の前にはDE ROSAのR848という自転車が鎮座していたのです。少し前まではやたらと値段を気にしていたというのに、既に金銭感覚がバグってきました。ビジネス用語で「ゆでガエル理論」というものがありますが、あの言葉はまさにローディーの為にあるような言葉に思えます。

 この自転車も当時ヒルクライムがメインだった私には大正解。コンポがすべてカンパニョーロなのでとても軽く完成車で約7.6kgというなかなかに軽量バイクでした。

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 遂にあこがれのカーボンロードバイクを手にしました。しかも、DE ROSAでコンポはカンパニョーロ…。

 所有欲も満たしてくれますし、何よりもDEFY4よりも軽くて疲れにくいのでソロでのロングライドではとても良い相棒となってくれました。一日での走行距離と獲得標高もどんどん伸び、週末は自宅に引きこもってひたすらにアニメを見るという陰キャが気がつけば、関東の山中をヒルクライムしまくるという芸当を身につけるまで成長していました。

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 東京から地元尾道に戻ることになり、地元でもバリバリとロードバイクに乗っていたのですが、ここに来て一つ問題が出てきました。
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 今までソロでしか走ったことがなかったのですが、地元の後輩がGIANTでロードバイクを購入したので、ほぼ初めてのグループライドへ。二人の自転車を乗り比べてみました。

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 「なんだ、この変速性能は…!!インナーからアウターにする時って普通は2秒くらいかかるものじゃないのか。これ、0.2秒くらいで変速するんだけど。しかも踏み心地もしっかりしててめちゃくちゃ進むなぁ。」


 後輩が購入したGIANTのロードバイクは当然コンポはSHIMANO。これまでカンパニョーロに乗っていた私は陰キャがはじめて秋葉原のメイドカフェに行った程のものすごい衝撃を受けたのです。
 


 勿論カンパでもきちんと調整すればバッチリ変速するようになるのですが、私のカンパのveloceは何故か、どの自転車屋さんに言っても綺麗に変速が決まりませんでした。自転車屋さんいわく、個体差がだいぶあるとのことですが…。(しかも普通に使っているのにエルゴパワーが二回も折れて買い直した。今考えればFDも書い直すべきだったかも。)



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 考えてみればDE ROSAよりもDEFY4の方が変速性能がかなりよかったのですが、苦労した買ったDE ROSAがそんなことがあるはずがないと自身で必死にマインド・コントロールをかけていましたが、それも崩壊寸前。もしかしたら某バツジャパンのボーカルが洗脳から解けた時もこんな気分だったのかもしれません。

 そしてよくよく調べてみるとDE ROSAのR848は某台湾メーカーからDE ROSAが仕入れて『DE ROSA』と塗装してるだけだと判明。(諸説あります。)しかもR848はどちらかと言えば初心者向けでかなり柔らかいフレームだということもわかりました。

 『剛性?なにそれ美味しいの?』とかこれまで言っていましたが、なんだか言葉の意味がわかりかけたような気がしました。となると次はコンポはSHIMANOで硬くてよく進むフレーム…。

  

 そこで遂に血迷って購入してしまったのが、こちらのcervelo S2でした。当ブログに訪れる多くの方がこちらの記事にアクセスしてくださっているので、おなじみだとは思います。

ベラチスポーツでcervelo S2を買った話(←リンクあり)


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 このバイクに乗り換えた頃に自転車仲間もできて、アニヲタ陰キャコミュ症で、ひたすらソロライド派だった私が、毎週のようにグループライドをするようになりました。

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 実業団の方々とも一緒にトレーニングをしたり、とにかく自転車に明け暮れる日々だったのですが、アキバ系代表の私にも遂に結婚という人生最大の転機が訪れたのです。


 死(仕)事もかなりハードになり以前のように自転車に乗ることができなくなってきました。久しぶりに1日自転車に乗ると以前の何倍もの疲労感に襲われるようになりました。こんなにも疲れたのは上京してはじめてコミケに行った時以来です。

 今更ながらまじまじと愛車を眺めてみると、クランクもホイールも剛性が高いものばかり…。明らかに今の自分のトレーニング量にあっていない機材ばかりで構成されていました。
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 以前できたことができなくなると突然に面白くなくなるのが人間です。自転車に乗っても疲れるし、グループライドに行く度に失神して周りに迷惑をかけるし、これはそろそろハーレーにも跨ってヒャッハー!!する頃かなと思いだしていたとき、My Wifeから「そんなに辛いなら自転車変えたらいいんじゃないの?」という神のような一言を頂きました。


 そうか!愛着があるとはいえ、分不相応なものをいつまでも乗り続けているよりも今の自分に合った自転車にのるべきだ!自転車を始めた頃は速さとかには一切こだわらず、絶景を写真に収めるのが一番の楽しみだったのにいつのまにか自転車に乗ることに義務感を感じるようになっていました。




 初心にかえっていろいろと考え、新しい自転車に求めるのはこの3つとなりました。

1.自転車に乗り出した時のように、とにかく気軽に乗れる自転車。
2.速さよりも快適性。スピードはそこそこ出ればいい。
3.かといって見た目もカッコよさも妥協したくない。クロモリ=クラシカルなイメージではなくてクロモリでもモダンなデザインにしたい。



 しかし、なかなか自分の思った自転車が見つかりません。快適性を求めてエンデュランスロードバイクを眺めても、どうしても見た目がガチになってしまいます。もっとこう気軽に…例えば私服でもブラっと近所を走れるようなデザインのものはないものか…。『あ!そう言えば、昔東京に住んでいた頃に度々近所で遭遇していたローディーがPanasonicのクロモリに乗っていてカッコよかったなぁ。しかもめちゃくちゃあの人速かったな…。』とふと昔の写真を眺めていたら思い出してので調べてみました。(速いのはたぶんめちゃくちゃトレーニングしてたからだと思いますが。)
 


 それがこのPanasonicオーダーシステム(P.O.S)です。フレームの材質から製造・塗装に至るまで、すべてが日本製。Panasonicのフレームというとメイド・イン・ジャパンの素晴らしいクオリティが有名です。特に塗装は評価が高いとよく聞きます。

 Panasonicというと電化製品のイメージが強く、自転車というと電動アシスト自転車を想像される方がとても多いのですが、実はロードバイクの歴史も古く、50年以上にわたってロードバイクを作り続けています。しかも意外とご存じない方が多いのですが、日本のメーカーとして唯一ツール・ド・フランスを走り、ステージ優勝もいくつも獲得している実績ある自転車メーカーなのです。


 フレームやパーツ、塗装のバリエーションはとても豊富で、最適なサイズのフレームを選び、自分好みのデザインを選べるというのはまさにオーダーメイドならではの贅沢といえるでしょう。

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 え…、で、でもお高いんでしょう…?そう思いながら眺めていくと、あれ?思ったよりもかなりリーズナブルなお値段からあるではありませんか。な、ななんと75000円から!!!
 

 すごい!オーダーだというのにこんなにお手頃価格であるなんてさすがメイド・イン・ジャパンだ!!次の自転車は前程お金をかけたくないし、自分の好みの塗装に出来るんだったら、これにしよう!


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 Panasonicといえば尾道のスーパーサイクルショップ、

THE RED BICYCLES ONOMICHI

さん(←リンクあり)さんです。meridaやcerveloなどハイエンドな車種もあれば店長さんがクロモリ・チタン好きだということで数々の鉄系のバイクも扱っています。
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 「ご無沙汰しております。クロモリオーダーしたいんですけど、FRCC42ってやつなんですが。」


 
 店長:「ええ!?クロモリ!?サーベロは!?なに!?もう硬いフレームは疲れた!?まだ若いんだから、そんなこと言わずに…!しかもこのFRCC42ってダボ穴とかついてるので、学生が旅に出る時とかに使のに向いてるようなモデルですよ。アヘッドステムだし、ぴろさんの希望には合わないような…。」





 なんだとー!!!いきなり出鼻をくじかれてしまいました。こちらの自転車屋さんは欲しいと言ってもなかなか自転車を売ってくれないのが特徴で、今回も門前払いを受けるところでしたが、なんとか食い下がって説得します。




 店長:「わかりました。そこまで言うなら私の東洋のクロモリをお貸ししますから。乗ってみてから決めましょう。」


 ということでこちらのスーパーお高い東洋フレームの自転車をお借りすることになりました。
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 お借りして登りも含めて70km程走ってみました。はじめてのクロモリ乗ってみてまずびっくりしたのが、


・めちゃくちゃ重い。
・カーボンロードバイクと比べるととにかく進まない。
・スプリントしようと以前のように踏み込んでも反応が遅い。スピードを上げるにはジワジワをあげていくしかない。
・坂道では諦めて、くるくる回し続けるしかない。

 こちらの4点でした。(※個人の感想です)


 まあカーボンロードバイクと比べると重いのは仕方がないとして、まさかここまで進まないものだとは…。うーん、どうしたものかと思いながら借りた日のSTRAVAの走行ログを見てみるとこれまた意外な結果になっていました。

 『あれ?意外とあんまりタイム変わらないな。しかも区間によってはクロモリの方が速いところさえあるぞ。』


 これには私自身もびっくり。もちろん登りのタイムはcerveloのほうが当然速いのですが、そんな何分も違うかと言えばそうでもありません。長い区間によってはクロモリの方が速かったりしましたが、これはスピードがジワジワとしか上がらないので、一定のペースで淡々と走ったことにより疲れることなくスピードが維持できたからでしょう。(※個人の感想です)

 そして何よりも違いが実感できたのが疲労感でした。cerveloと比べると段違いに疲れません。(個人の感想です。)もちろん、ペダリングがきちんとできている人ならcerveloでも余計な力を入れずに綺麗に回せるのでしょうが、今の私にはまさしくこれが求めていたフレームでした。



 店長:『そうでしたか。そこまで購入したいと言われるなら仕方がありません。でも、cerveloからFRCC42だと絶対に乗らなくなると思いますよ。お貸しした東洋フレームのクロモリはけっこういいやつなんです。クロモリにもいろんな種類があって、硬さも様々なんですよ。あと、パナはチタンもオススメです。』
 



 え?そうなの…?確かに言われてみればカーボンでも硬さの種類っていろいろあるもんな…。うーん、確かにせっかく買うなら絶対に愛着が湧くバイクにしないとなぁ。アドバイス頂いた、チタンも見てみようと帰宅してPanasonicのサイトを眺めます。

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 しかし、チタンはどれもこれもやはりお高い…。どう考えても予算オーバーです。本当にありがとうございました。もちろん海外メーカーと比べればPanasonicのチタンは明らかにコストパフォーマンスが高いのですが、お給料がジンバブエドルの私にはブルジュ・ハリファ並のハードルの高さです。

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 しかし、改めて見ると同じクロモリでもこんなにも値段が違うものなのか…。鉄って高いんだなぁ…。やっぱりフレーム単体でも20万は見ておかないと駄目かも…。でも、クロモリにはdi2は載せたくないから、コンポも新調しないといけないし、ああ…予算が…。アイフル◯でも行くしか無いか。


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 そう思いながら高い順番にサイトを見ていると、ふとこちらのモデルに目が留まりました。FRCC22というモデルで、カイセイというブランドのパイプを使用しています。
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 細かいスペックを見てびっくりしたのが、まずその軽さ。もちろんクロモリなので、カーボンロードバイクと比べたら重いのですが、クロモリフレームの中では群を抜いて軽いのです。かも、レースにも使用出来る様な程よい剛性感があります。クロモリの良さもありながらも、走りたい時はきちんと走れるまさに私の理想のフレームといっても過言ではありません。アルテグラで組んで完成車だと8.9kgということですから、もし本気で軽量化したいと思えば8kg台前半くらいにはなりそうです。


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 よーし!モデルはこのモデルでシュミレーション開始!!と思ったら、まさかのこちらの車種はシュミレーション対象外。アァ!オワッタ!!
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 しかし、秋葉原のメイドカフェに通い続けた私がこの程度で挫ける訳がありません。そう、ダイヤモンドは砕けないのです。フラッグシップモデルがシュミレーションに対応していたので、こちらのシュミレーションしてみることにしました。今回はフレームのみオーダーしますし、デザインやカラーのシュミレーションさえ出来ればいいので問題ありません。
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 フレームサイズは適当に決めて、デザインをシュミレーション開始します。グラデーションや特殊な塗装にするとアップチャージが掛かります。うーん、これはまた予算と相談してやらねばなりません。

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 適当にポチポチといじってみます。グラデーションを選択してみました。今回の自転車のイメージカラーはブルー。しまなみ海道の透き通った海と空のようなカラーにしたいのですが、なんか思うようになりません。
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 他にもいろんなパターンがあるのでいろいろ試してみます。グラデーション&ラインというものを選択してみました。

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 おお!なにこれ!Raphaっぽい!!!イメージしていたものにだいぶ近づいてきました。
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 ブルーをメインにしたいので、塗装を逆にしてみると…。おお!!これだ!まさにこんな感じにしたかった!ブルーやホワイトだけでも普通のブルーだったり、オーシャンブルーだったり、普通のホワイトからパールホワイトまでかなりの種類があります。その細かな色の違いはさすがにサイトでシュミレーションしてもわからないので、悩む方はカラーサンプルが置いてあるお店で見せてもらいましょう。ちなみにRED BICYCLEさんはカラーサンプルは無いのですが、最終的には店長さんが展示会で見た様子を細かく教えてくださったので問題ありませんでした。


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 あとはこの「Panasonic」ってロゴはもう少しどうにかならないものか。昔は裏メニューでロゴ無しって出来たみたいですが、今は駄目らしいです。Panasonicっていうとローディーで無ければ家電メーカーのイメージが強いので、あまりデカデカとロゴを入れたくはありません。なるべく目立たず、さり気なく主張するくらいがベストなのですが…。とりあえず色を変えたら目立たなくなるかな。


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 と思ってゴールドにしてみたけど、すんごいアンバランスwwwうーん、これなら黒の方がよかったかな。
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 ロゴはトップチューブに小さく入れてロゴのカラーはブラックにするといい感じになりました。これぞまさに理想のバイク!!ブラボー!おお…ブラボー!!ちなみにカーボンフォークモデルはフォークは塗装はしてもらえないそうですが、これはこれで別のカッコよさがあるので問題ありません。広島市にあるグランピーさんは塗装してくれるそうなので今の塗装に飽きたら持ち込んで見るとしましょう。(オールクロモリモデルだとフォークも塗装してもらえます。)

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 ようやくオーダーするモデルとカラーが定まったので再び尾道の

THE RED BICYCLES ONOMICHI

さん(←リンクあり)へと向かいます。午前中と夕方に行くとレンタバイクがハイパーに忙しくされていますが、お昼ごろに行ったのでしっかりフィッティングをしていただけました。
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 クロモリに乗るならこれまでの様にシートポストを上げ過ぎない方が良いということや、坂は以前よりも辛くなるだろうから、スプロケを大きくするか、クランクを小さめのものを付けた方が良いなどと様々なアドバイスをいただきます。うーん、フレームが違うだけでこうもパーツの選び方が違うとは自転車とは実に奥が深いものです。

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 そして遂にオーダー!!PanasonicのHPには『休日、祝日を除く14日でPOSショップへ納品します』と書いてありましたが、多少は遅くなるだろうなと思ってまっていたら、なんとぴったり14日営業日でお店に納車されてビックリ。海外メーカーの納期なんて目安に過ぎないところがほとんどだというのにさすがメイド・イン・ジャパンです。



 フレームのみでの購入ははじめての経験でしたが、持ってみて更にビックリ。軽っ!!もうちょっと重いと思ってたけど、これ想像以上に軽い!!勿論これから組み上げていく段階でどんどん重くはなっていくのでしょうが。
 自宅に持って帰り早速開封してみると想像以上に素晴らしい色合いです。グレートですよ…。コイツはァ…。

 オーダーメイドで一番悩むところが塗装とデザインだと思うのですが、イメージはある程度シュミレーション出来たとしても、こればっかりは出来上がった品を見てみないとわかりません。最後の最後までオーシャンブルー+ホワイトのグラデーションにするのか、メタリックブルー+パールホワイトのグラデーションにするのか悩みに悩んだ結果、メタリックブルー+パールホワイトのグラデーションでオーダーしましたが、大正解でした。

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 Panasonicのロゴがキラリと光ります。さすがメイド・イン・ジャパン。当然塗装のムラなどは無く、素晴らしい塗装です。メタリックブルー+パールホワイトの組み合わせにしたのはこの独特の色合いの自転車は作っているところはないのでないかと思ったからです。
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 これまた地味に嬉しいのが、自分の名前入りのラミネートされたオーダーシートがついてきます。大事に乗ろうと思えますよね。なんというか、こういった所有欲を満たしてくれる細かい心意気も日本メーカーならではないでしょうか。
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 組み込みは当ブログにも度々登場している、雪くんにお願いして組み込んでもらいます。YUKI'S WORKSの力によってお願いしてから3日ほどで完成!!夜わざわざ持って来てくださったので、ついつい尾道をブラブラしながら撮影してきました。

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 これまでとは全く違うシルエット。細身のフレームがスタイリッシュで実にカッコいいです。早くコイツに乗ってサイクリングへと繰り出したいところです。明るいところでカッコいい写真を撮りたいなぁと思いながら、週末を待ちます。
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 そして週末。遂に新車のシェイクダウンへ。どこに行こうか悩みましたが、やはりゆっくりのんびりと距離を走るならしまなみ海道。一ヶ月ぶりくらいにまともに自転車に乗る為、もし仮に脚を攣って倒れたとしてもしまなみ海道なら誰かしら通りがかるので、野垂れ死ぬ可能性も無いでしょう。RX100をぶら下げて新車へと跨ります。

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 とにかく久しぶりのライドだったのでもっと休憩しながら走るかなと思ったのですが、意外なことに休憩無しで大三島のサイクリストの聖地へと到着しました。新車の撮影をするにはまさにうってつけの場所です。

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 さて、今回の私の新車、Panasonic FRCC22のスペックをご紹介すると、アルミに近い硬さとクロモリの中でもトップクラスの軽さを誇るカイセイNi-Cr-Moチューブというチューブが使用されています。クロモリにニッケルが添加されることによって硬さ、粘り、引張強度が強くなり通常のクロモリよりもパイプ自体の強度を増すことで肉厚を薄くして軽量化に対応しているチューブです。カイセイというとクロモリ乗りの中では有名ですね。会社のクロモリ乗りのオッチャン達と話していると「カイセイ?タンゲ?」という言葉が必ず出てきます。
 
 カラーはしまなみ海道の海と空をイメージした、ブルーとホワイトのグラデーション。とにかく他にはない自転車にしたかったので、ラメが入っているメタリックブルーとパールホワイトというPanasonic独自のカラーを選択。これがまた陽の光にあたるととても綺麗に輝くので、眺めるだけでうっとりしてしまうような仕上がりとなりました。
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 コンポーネントは友人たちに格安で譲ってもらったパーツで構成されています。STIとブレーキのみSHIMANO 105 5800番シリーズ。FD、RD,クランクはULTEGRAの8000番シリーズを使用しています。
 サドルは以前こちらの記事にも書いたSPECIALIZEDのPOWER EXPERTを引き続き使用。それだけ不満が無く、とても使いやすいサドルです。何よりも長距離を走っても疲れることなく、大事なところが痺れることもありません。

こ、この沼深い…!!定番サドルFi'zi:k ArioneとSPECIALIZED POWER EXPERTはどこがどう違うのか。(←リンクあり)


 ホイールはSHIMANOのRS81です。格安で譲ってもらったのですが、剛性が高く無いので乗り心地もよく、リムハイトも低いので漕ぎ出しや登りがとても楽です。どうしても重たくなってしまうクロモリには相性抜群と言えます。ただリムハイトが低い為、平地での巡航は回し続けないと維持出来ないところが平地マンの私にはキツイので、要所要所でPRIMEのカーボンディープリムホイールと使い分けています。
 
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 ハンドル周りはDEDAのアルミコンパクトハンドルにステムはイーストンのアルミステムです。シートポストもDEDAのアルミにしました。勿論すべてカーボンにしようという考えもあったのですが、せっかくクロモリに乗るのにそこまで軽量化にこだわり過ぎても…という思いがあったので、まずはアルミからのスタート。後々、不満が出てきたら変えようとも思いますが今の所特に問題無く乗っています。

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 バーテープはチネリを選択。以前は薄めのバーテープをが好みでしたが、長距離乗っていても疲れにくいように今回は若干厚めのものにしました。何よりもさり気なくチネリのロゴが入っているのがオシャレで気に入っています。耐久性も強く、持った感じがヌメっとしているのでグリップ力も抜群です。
 


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 細身のシートステーがとてもカッコいいです。Panasonicのロードバイクには今流行りのディスクブレーキタイプもラインナップされているのですが、クロモリの細い見た目にはやはりキャリパーブレーキが一番マッチするように思えます。

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 ボトルケージは以前から使用しているアマゾンで2つで3299円という破格で購入したカーボンボトルケージを引き続き使用しています。すぐに壊れるだろうと思って購入したのですが、意外なことに耐久性があります。夏場にいつも使用している魔法瓶のボトルでもしっかり支えてくれているので、最近はよくわからない中華カーボンも侮れないなぁといった感じです。




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 さて肝心の乗り心地ですが、RED BICYCLEさんからお借りした東洋のクロモリとは若干乗り味が異なりました。以上の7点が乗っていて強く感じた事でした。

 ・さすが軽量かつ剛性もあるチューブを謳っているだけあって、思ったよりも剛性がある。
 ・坂はやっぱり進まない。(でも意外とタイムは劇的な変化は無し。)
 ・試しにスプリントしてみても、やはりカーボンと比べると反応は遅いけど、脚への負担はかなり少ない。
 ・脚への疲労が溜まってきても少し休めば回せるようになる。全体的に疲労感が少ない。
 ・疲労感が少ないので、一定のペースを維持して走るようなロングライドには向いている。
 ・よくわからんが、乗っていてめちゃくちゃ楽しい。(これ一番大事。)
 ・スタイリッシュな見た目なので、街乗りにも向いている。


 クロモリ愛好家はとても多いとよく聞きますが、今回購入してみてそのお気持ちがとてもよくわかりました。乗っていてとにかく楽しいバイクです。『今日はガチで走るんじゃなくて、ちょっとそこまで写真を取りに行きたいな。』なんて時も気軽にどこへでも連れ出してくれます。

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 上でも少し触れましたが、登りよりも平地が得意な私はどうしてもディープリムを捨てることが出来ず、ホイールだけPRIMEのディープリムホイールを購入し使い分けています。やはり平地の巡航は速度維持がとても楽です。というかクロモリは重くてどうしても登りは辛くなるので、どちらかと言えば平地に特化させたほうがいい様な気もありますがそこはやはり好みが別れるところでしょう。個人的には細身のフレーム+カーボンディープリムの見た目が大好きです。

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 新しい自転車、Panasonic  FRCC22に乗り換えてからというものの自転車に乗る機会がとても増えました。速さも求めることが出来る自転車でもありますが、とにかく気軽に乗ることが出来る自転車だと思います。ちょっとそこまでブラっと街乗りするのもいいですし、メッセンジャーバッグにカメラと三脚を入れて夜景を撮りに行ったりもしています。
 『自転車は頑張らなくてもいい。景色を堪能しながら楽しく乗れれば。』という自転車を始めた頃の気持ちに戻らせてくれる素晴らしい相棒となりました。


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