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 「灯台あるところに絶景あり」という言葉がありますが、あの言葉はどうやら本当で、これまでいろんな灯台を見に行きましたが、どこもかしこも絶景ばかりでした。(この前紹介したウヅ鼻灯台等の例外は勿論ありますが。)


 常に絶景を求めて走っていると言っても過言ではない、ローディーもこのまま自転車ブームが続けば「絶景あるところにローディーあり」という言葉が出来てくるかもしれません。

 
 
 つまり「灯台=絶景」という図式が成り立つのなら、自転車で灯台を目指して走れば必然的に絶景を堪能でき、素晴らしい写真を撮ることが出来るということになります。当ブログでもたまに灯台を目指して走っているのはそういうことです。
 

 以前当ブログで灯台フェチじゃないとどう考えても行かないような場所にあるウヅ鼻灯台(←リンクあり)を紹介しました。
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 実はこの他にもしまなみ海道にはいくつか灯台が存在しているのです。ウヅ鼻灯台は辺鄙な場所に位置していましたが、今回紹介する大浜崎灯台ははじめてしまなみ海道を走る方でもとてもわかりやすい場所に位置しています。ということでまずはこちらをご覧下さい。

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 なんと大浜崎灯台は尾道からしまなみ海道を出発して、2番目の島にあたる因島の入り口に位置している灯台なのです。



 『え?そんな目立つところに灯台なんてあったかな?』と思う方が多いのですが、実はほとんどの方が見逃しています。ということで、例のごとく一眼レフとコンデジを装備して撮影してきました。


 まずはスーパースローペースでクロスバイクにも追い抜かれながら、尾道から向島へ。因島大橋をパチリと撮影。対岸に薄っすら見えるの白い建物が大浜崎灯台です。
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 いい感じのショットも数枚撮れたので、海辺に座ってコーヒーでも飲みながら船を眺めていたら、早くも帰りたくなってきました。ソロでのポタリング撮影で距離を走るということはなんとも大変なことです。
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 そのままサイクリングロードへと登り、しまなみ海道の向島と因島を繋ぐ因島大橋へと登ります。お、少しずつ大浜崎灯台が見えて来ました。
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 遥か昔に一度行ったことがあるくらいなので、いまいち道が思い出せません。とりあえず橋の下へと降りてみましょう。
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 『そういえば海沿いに進んでいったら、公園があったはず…。あそこから登れなかったかな…。』 そう思いながら海沿いに進むと、あったあった。ありました。太古の昔に滅びた公園が…。
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 案内板を見るとここから大浜崎灯台まで行けるみたいです。しかも灯台だけじゃなくていろんな施設の見学が出来るみたいですね。
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 灯台記念館ご案内とか掲示板にはウェルカム感全開で書いてあるけど、これほんとに行ける?大丈夫??真ん中にお地蔵様も立ってるし、なんかラスボス感もの凄いんだけど。
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 そしてなんという過道…。ロードを担いで登るにしてもかなりハードです。うーん、大昔来た時こんな道通ったかな…。
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 不安を感じながらも先に進んで元の世界に帰れなくなった霧の街の話を思い出したので、ここは一旦引き返しました。むかーし来た時はこの道通ってないような…。


 とりあえず別ルートから丘を登り、冷静さを保つ為にはっさく屋さんへと入って一休み。しかし、いつ来てもサインが多いです。

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 映画のロケもやったそうな。それにしてはあんまり話題になっていないような…。尾道で月9の撮影した時なんかあんなに話題になったのに…。

 果たして劇中にどんな風に大浜崎灯台が出て来るのか気になるので今度見て見よう。

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 さて、はっさく大福も堪能したことだし、帰りましょう。じゃなくて、灯台への別ルートを探しましょう。えーと、確かこの坂下ったような気が…。
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 あったあった!目立たない小さな看板が出ていました。林道を進んで行くと…!
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 お!茂みの向こうにそれらしき建物が見えて来ました。なんだあの廃墟フェチ心を擽る錆びた機械は!
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 入り口は狭く急な階段です。少し下れば灯台に行けそうなので、自転車ブログらしく自転車との写真を撮りたいが故に、ここは自転車を背負って階段を下ります。
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 先程上から見えていた、錆びた機械は信号を出す機械みたいです。「灯台記念館」ということはこういう昔の信号機械とかがたくさん残っているのだろうか。
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 1つ目の階段を降りるとベンチがあったので一休み。自転車を担いでいたので、肩が痛くなってきました。
 
 眼の前には灯台の様な形の屋根が3つ乗った建物が見えます。あの先に見えるのが大浜崎灯台でしょうか。
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 気になるこの建物はいったい…。
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 あ、これが灯台記念館か!!いつもしまなみ海道を走っている時に見えていた灯台と並んで見えるこの3つの突起物は灯台記念館の屋根だったんですね。
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 では中に入ってみましょう。

 って開かないんかい。左に干からびた色のSECOMのステッカー貼ってあるのはそういうこと?
 奥の年季が入りすぎた日本地図が一瞬マッパ・ムンディスに見えたのは私だけではないと思いたい。
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あ、なるほど。こうやって外からガラス越しで見学スタイルなんですね。屋根の形はものすごく「灯台感」あるけど、外から流し見するような感じだと「記念館」って感じはあまり無い様な。
 

 ちなみにインターホンのようなボタンを押すとけっこうなボリュームで灯台についての説明が流れます。最初に歌が流れるので、押し間違えたかのような気持ちにもなれますが、そういう仕様です。
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 記念館の周りにはオーパーツではなくて、昔使用されていた機械がたくさん展示されています。
 なるほど。これらを含めて「灯台記念館」ということなのでしょう。どれも外にそのまま置かれているので、ものすごい錆びていますが、廃墟フェチの私にとってはどれもこれも興奮するようなものばかりでした。
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 そしてここからは因島大橋が一望出来る素晴らしい絶景が堪能出来ます。愛車を置いてパチリ。年季の入った看板がとてもいい味を出してくれています。

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 灯台へ行くには記念館の裏の階段を降りて行きます。道もかなり狭くここからは流石に自転車を担いで行くのは大変そうなので、歩いて行くことに。
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 おお、なんという秘境ビーチ感。少し寄ってみましょう。
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 海がわけわからんくらい綺麗です。ここでも一休み。人気が無いので現実逃避するには最適です。
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 あそこに見える白い機械は検潮所。後になって気が付きましたが、どうやらあそこにも行ける様子。
行ってここから望遠レンズで撮影すればインスタ映え間違なし!
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 さて、そろそろ大浜崎灯台の方へ向かってみましょう。やはり灯台付近には定番のブルーの看板が。
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 そしてようやく大浜崎灯台に到着!!

 建設されたのは日清戦争の頃。明治27年だそうです。広島県指定重要文化財にも選定されているというのに何故か日本の灯台50選には選ばれていません。ちなみに瀬戸内でこの日本の灯台50選に選ばれているのは以前当ブログでも紹介した高根島灯台(←リンクあり)だけになります。


 
 残念ながら登ることが出来ませんが、やはり灯台あるところに絶景あり。歴史ある建物のすぐ側から見る景色は素晴らしいものです。夕焼け時に来て一人黄昏て見るのも良いかも。カップルがいたら黄昏るどころかそのまま海に入水したくなるかもしれませんが。
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 最後に「野営場」と書いた看板に沿って大浜崎キャンプ場を通り抜けて帰路へつきました。訪れたのが冬ということもあって荒廃感がものすごいですが、今はもっと賑わっているはずです。素晴らしい展望なのでしまなみの絶景を堪能しながらキャンプをするのも楽しいかもしれません。
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